＜提供：BizLady＞
「日本は他国と比べ、なぜ労働生産性が低いのか」 ……
この度、最新データの発表がありましたが、日本の順位は相変わらず中の下。……
■日本人の1時間当たりの労働生産性は4,718円
そもそも、労働生産性とは何か。公益財団法人・日本生産性本部によって示された「労働生産性の国際比較2016年版」には、このようにあります。
＜労働者がどれだけ効率的に成果を生み出したかを定量的に数値化したものであり、労働者の能力向上や効率改善に向けた努力、経営効率の改善などによって向上します。＞
その労働生産性について、2016年12月に示された同資料では、GDP新基準に基づいたものとして、このようにあります。
・2015年の日本の労働生産性(就業1時間当たり名目付加価値)＝44.8ドル (4,718円)
・OECD加盟35か国中、19位
ちなみに先進国の中では、日本は最下位。……
■ビジネスパーソンの6割超が……「我が社の労働生産性は、低い！」
…… エン・ジャパン株式会社では、自社サービスを利用している35歳以上のユーザーを対象にアンケートを実施。937名から回答を得て得います。……
「あなたの会社は他社と比べて、労働生産性が高いと感じますか、低いと感じますか？」
・高いと感じる・・・12％
・低いと感じる・・・64％
・わからない・・・24％ ……
「自分の仕事の生産性を最も妨げていることは何だと思いますか？」
1位・・・1人あたりの業務量過多（16％）
2位・・・1回の打ち合わせ時間が長い、打ち合わせが多い（15％）
3位・・・会社の生産性向上への意識が薄い（14％）……
■国民性も影響？ 労働生産性向上においてのネックとは ……
「どうすれば職場の労働生産性を上げられると思いますか？」
・1人1人の労働時間と業務量を記録し、細かく評価する・・・49％
・社外とのやり取りの方法の効率化・・・48％
・業務のアウトソーシングの実施・・・41％ ……
政府は2020年にGDPを600兆円とする目標を掲げていますが、そのためには労働生産性の向上は必須。……
日本人の国民性として、〝頑張り〟を高く評価します。
そのいい面もありますけど、労働生産性向上のネックになっていますよね。
どうすれば職場の労働生産性を上げられるか。
わかってるのに、取り組まないのは、もったいない。
経営陣も労働者も、働き方を見直し、できるところから改善していきたいものです。
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