<提供:R25>
1月1日からフランスで、勤務時間外のメールの送受信を抑制する法律がスタート。ネットには「日本でも導入してほしい」という声があがっている。
この法律は、昨年5月に成立した「オフラインになる権利(つながらない権利)」に関するもの。労働者の権利が強く守られ、週35時間労働制が実施されているフランスだが、さらに新法では、従業員が50人以上いる企業に対し、労働が従業員のプライベートな時間を侵害しないよう、従業員や組合と交渉することが義務化された。これにより、“勤務時間外には業務メールの送信・返信を行わない”などのルールが定められることとなる。
社会人なら誰でも思い当たる節があるだろうが、日本では勤務時間外のメールチェックなどは“常識”となっている。ツイッターを見ると、……
「自宅仕事でメールを送ったら、深夜12時近くでも即返信が来た。まだまだ働いてんですね」
など、勤務時間外どころか、真夜中の送受信も横行しているようだ。フランスの新しい法律の施行
は、日本でも話題となっており、ツイッターには、
「是非日本でも導入を!」……
など、同様のルールを導入することを切望する声が次々と寄せられている。ただし、一部からは、
「常に勤務状態で収入の不安定な自由業者にとっては、朗報どころか大迷惑。勤務時間が定められていて収入の安定した人々の都合で連絡付かなくなるのは」
「休暇が明けたときには仕事が山のように積み重なって、結局メール見てないほうが苦労するんですけど、どうやって解消したらいいですかね??」
などと、メールを勤務時間外に処理しなくなることの弊害についての意見も。
勤務時間外にメールはチェックしなくてよい――この考え方自体に賛同する人は多数ではあるものの、現実となるとどんな影響が起こるのかわからない。もちろん労働環境改善としては望ましいことではあるのだが…。まずはフランスでの影響を注視して、実施の如何を日本のリーダーたちにも検討してもらいたいところだ。
私も、社長さんからのメールの時間を見たら、深夜でビックリしたことがあります。
そういう経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
仕事のことを気にせず、プライベートの時間を過ごせるように促す今回のフランスの新たなる労働法。
羨ましい、是非、日本でもという声もあれば、弊害を心配する声もあるのは、どちらも当然だと思います。
「つながらない権利」の趣旨は、いいですよね。
でも、現実的には、休暇明けはメールの山。
それを勤務時間内に片付けるために、昼休みを削って仕事をするとか、日本ならあり得そう。
とにかく、労使がよく話し合って、逆効果が生じないようなルール作りを期待しています。
フランスでそれなりの成果が出て、日本にもいい影響を与えますように。
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