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<提供:CIRCL>
「寝ているだけで賢くなれたら良いのに!」とそのような夢のようなことを思いながらうたた寝をしていたのは筆者だけではないはずだ。……
その鍵を握るのが、2012年8月にイスラエルの研究チームがNatureに発表したある研究だ。
そのタイトルは「How to learn in your sleep(睡眠中に学習する方法)」だ。……
Anat Arzi 氏らは55人の参加者に対して、睡眠中に2種類の「におい」を嗅がせた。このにおいというのは、シャンプーのような良いにおいと腐った魚や肉のような悪臭である。
続けてそれぞれのにおいに対応した「音」を聞かせることで、「におい」と「音」の関連性を植え付けたのだ。
そして起床後に「におい」と「音」の組み合わせについてテストをすることで、睡眠時に学習ができているのかを確認したのだ。
□睡眠時の学習にはノンレム睡眠が最適!
結果はというと、彼らは起床後のテストで正しい組み合わせを選ぶことができた。
さらにここで見つけられた面白い発見がある。
それは学習をしたタイミングがレム睡眠かノンレム睡眠かによって学習の定着状況が異なっていたのだ。
なんとノンレム睡眠の間に学習した人たちは、起床後も完璧に組み合わせを思い出すことができたのだ。
ノンレム睡眠は、記憶を強固にするための基本となる睡眠と言われている。
このことからも、眠りながら勉強するためには、ノンレム睡眠が理想的な状態であると言える。……
レム睡眠は、浅い眠りで身体は深く眠っているのに、脳が活発に動いている状態。
この時目覚めると、すっきり起きられると言われています。
一方、ノンレム睡眠は、深い眠りで脳も身体も休んでいる状態。
脳が休んでいる方が、記憶が強化されるというのは、面白いですね。
居眠りのほとんどがノンレム睡眠らしいので、不謹慎だと思っていた勉強しながら居眠りも、実は効率的な勉強法かも!?
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