サンデー毎日 2016年 6/5 号 [雑誌]/著者不明
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↑「日本の名門企業はこうして堕落する」より
…… 「自分のことならインチキはできなくても、組織のためならできるという心理があると思います。
『社会のためにやっている』『ビジネスの現実だから仕方ない』と自分を納得させられる。
……集団に帰属すると社会的、倫理的には悪いこともできる人は多いでしょう」
……
企業内の人間関係や力関係が変化する兆しはあるという指摘もある。……
「不祥事が増加しているのではなく、露見しやすくなっているのだと思います。
以前は従業員が勤務先の不正をメディアで告発するぐらいしか手段がありませんでしたが、今は当局にメールで通報したり、ネットに書き込んだりできます」……
米国では企業の内部が当局に告発して摘発に至った場合、当局が企業から徴収する制裁金の10~30%を通報者に支払う制度に変わった。
企業は従業員の当局への通報を恐れ、コンプライアンス(法令順守)から一歩踏み込み、「企業倫理」担当者や専門部署を置くようになった。
「米国でも従業員の多くは会社を裏切りたくないし、仕事を続けたいのです。
だから会社は絶対に通報者に報復せず、不正の告発がしやすい風土に変える必要があります……
「自分のことならインチキはできなくても、組織のためならできる」
なるほどと思う集団心理です。
でも、不正が発覚しやすくなった今。
米国に倣って、企業倫理にもっと重きを置いてもらいたいものです。
部下が問題を報告したら、上司に感謝されるような企業風土が理想ですね。
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