…… M&Aに関する事業を行う会社を経営する正田圭さんは、中学生のときに起業し、29歳になった今では資産10億円以上を築いている。そして、その血肉になったのが500冊以上のビジネス書を読破したという読書量だという。……
15歳で起業したぼくが社長になって学んだこと/正田 圭

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…… 正田:やはり実務経験だけでは学べないことはたくさんあります。会社の経営をしていて複式簿記を自然に体得できるかといったら、それは無理です。座学で学んだほうが効率が良いんですよね。
これは税務会計も、経営理論もそうです。また、知識や教養といった大学でしか学べないようなことも勉強するには、本はすごく良いと思いますね。ビジネス書の中でも、特に専門的な内容の本は情報収集の速度を上げてくれる効果があります。
――経営に携わっている方は、読書家が多いイメージがあります。
正田:実際のところは、本が大好きでいつも読んでいるという人と、読んでも役に立たないから読まないという二者に分かれますね。これについては、どちらが良いかということではなく、それぞれのスタイルがあってその上で読むか読まないかを決めているのだと思います。
ただ、「読む」という行為は仕事をする上で必要不可欠です。例えば仕事に関する資料を読む。そのときに普段から「読む」ことを訓練していないと、そこに書かれていることがうまく理解できなかったり、読むのが遅くなってしまったり、ということがあります。そうすると、成果に大きな影響が出ますよね。
情報収集のスピードや理解する力はビジネスにおいてのメリットになります。知らないことを学ぶのも、ビジネスの練習になると思うのですね。そういう意味では、本を読むメリットは非常に多いのかなと思います。
――正田さんはどのようにして本を選んでいるのでしょうか。
正田:私の選び方は、芋づる式で読むという方法です。今、読んでいる本に出てきた本ですとか、登場人物を検索してみて、その人物が本を書いていたらそれを読むというような形ですね。そういう読み方をしていくと、一つの事象を複数の視点から捉えられるようになるんです。
また、何かのノウハウを手に入れたいと思った時は、「逆から読む」という読み方をしています。逆とは、「立場」のことです。例えば銀行からお金を借りるための勉強をしたいと思ったら、お金を借りるためのノウハウが書かれている本ではなく、銀行員に向けに書かれた、お金の融資業務や貸出業務についてのノウハウ本ですね。こうすることで貸す側の視点に立つことができます。
――視点を増やすということですね。
正田:貸している側の心理ですとか、何を基準しているのかを学ぶことは必要だと思いますね。「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という孫子の言葉もあります。……
読書好きの私。
読むスピードが早いのは、メリットがありますね。
試験や仕事では、文字を読むという作業が必須ですから、時間を効率的に使えると思います。
「逆から読む」読み方。
期せずして実戦していることもありましたが、これからは意識的にも読み込んでいきたいところです。
読書は間接経験や知識をもたらし、私たちの世界を広げてくれます。
本を読まないなんて、もったいな~い!
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