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↑「北村森の一生逸品146
少年と町工場が生んだ〝一生逸品〟の物語」より
…… 東大阪は、ものづくりの街で知られています。
この街に建ち並ぶ町工場が連携し、昨年の春、「大切なだれかのために考えた発明品」のアイデアを地元小学生から募集しました。
230を超える応募から「低学年部門」の優秀作に選ばれたのは、小学2年生の少年の作品で「手先が不自由になった、カニ好きのおばあちゃんに贈りたい、自動カニ剥き機」。……
町工場の人たちがこの作品を選んだのには理由がありました。
「簡単に作れると目に見えているもではなく、町工場の技術をもってしても難しいものに挑戦してこそ、意義があるはず」……
熟練の町工場の面々でさえ、どこから手をつけていいか途方に暮れたそうです。……
昨年12月、ようやくモックアップ(模型)を作製できました。……
「刃の部分、ウチが協力できるぞ」「作動する部分に二重テコを導入すれば、非力なおばあちゃんにでも手軽に操作できそう」といったふうに、東大阪の町工場の社長たちが知恵をどんどん寄せ集めました。……
今年2月末、ついに完成しました。
協力した町工場は21社、この1台を作るのにかかったコストは約60万円。……
発明主である少年は、これを「カニニカ」と名付けました。
カニを食べたら、自分にも、おばあちゃんにも、ニカッとした笑顔が浮かぶから、という理由でした。……
作れる見通しもない製品づくり(それも市販するわけではない)に挑んだ町工場の姿は、本当に立派でした。
東大阪の底力を内外に示したという意味で、この「カニニカ」、少年だけでなく町工場の人にとっても文字通りの〝一生逸品〟になったと思います。
少年のおばあちゃんを気遣う優しい気持ちと、町工場が協業してアイデアを形にした熱い思い。
感動しました。
「カニニカ」にニカッとしますね~。
東大阪だけではなく、日本の町工場の潜在能力って、本当にスゴイいのだろうなと想います。
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