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「いい大学を卒業すると将来、幸せになれる」――。そんな考えを抱く児童や生徒が増えていることが、ベネッセ教育総合研究所の調査で明らかになった。……
小学生のうちから将来を冷静に考えている現代っ子に驚きを禁じ得ないが、ネットには子どもたちの考えを支持する大人たちの声があがっている。
「お金と知識(教養)は、沢山あっても邪魔になるものじゃない」……
その一方で、小学生の頃から勉強に追われる子どもに同情する意見も見られた。……
一橋大学大学院教授で経営者の佐山展生氏も、調査結果に冷ややかだ。小学生が「いい大学を卒業すると幸せになれる」と答えるのは、そのように考える親が多いからと推察しつつ、「いわゆるいい大学を卒業したシニアな人に幸せか聞いてみればいい。大学は通過点でしかない」とツイートしている。
有名大学の学生を間近に見ている人が指摘すると説得力があるが、同様の指摘はネットにも多く見られる。
「旧帝大出て今はニートなんですがwwwwwwwww」
「早稲田出たけど全然幸せじゃない」
これに対し「いい大学を卒業すると幸せになれる確率が上がる」と反論する声もあるが、健康社会学者の河合薫氏は納得できないようだ。「市場経済の価値=人間の価値と言っているようなモノ」「"競争に負けた人"は(略)稼ぐ努力も学ぶ努力も次第に失い、格差がますます広がっていく」と不満を示し、子どもたちを追い込んだ大人たちを批判する。
「もし、子どもたちを否応なく待ち受けているのが『競争社会』であるなら、オトナたちが教えるべきことは、『失敗してもいいんだよ』という価値観じゃないのか」
そして「競争社会は今後増々厳しく、陰湿なものになっていくに違いない」としつつ、「だからこそ余計に、市場の価値と人の価値は同じでない、ということを、何度も何度も私たちは自分に言い聞かせねばならない」としている。
ネットにも、人が幸せになるためには「学歴とともにコミュニケーション力も大事!」として「人との関わりを嫌がってたり、思いやりがない人は社会に出たときや恋愛でつまづくんじゃないかな?」と、勉強漬けのリスクを指摘する人もいる。
学歴があった方が職業の選択肢が広がるのは、事実だと思います。
社労士の場合も、高校新卒生には、受験資格がありませんから。
(私は、この学歴要件は撤廃すべきだと思っていますが)
また、同窓生のつながりにより、特に早慶出身者など人脈が豊かでしょう。
でも、幸せかどうかは主観的なものであり、学歴よりも本人の価値観や考え方によると思います。
今を大切に生きた結果として、いい大学、いい会社に入って、幸せ♪は、王道です。
ただ、現実問題として、目的と手段をはき違えて、結果的に幸せではない人は、少なくありません。
フィリピンのスラムの子どもたちなんて、ないないづくしで、幸せそうに暮らしていますよ。
失ったら困るものが多すぎると、窮屈な生き方になってしまいがち。
子どもは、大人の社会の反映です。
だからこそ、「市場の価値と人の価値は同じでない」という価値観を、この時代に浸透させたいですね。
一度失敗しても、やり直せるチャンスがある社会になってほしい。
子どもたちに、もっと明るい未来を。
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