大手百貨店にも出店する洋菓子店「銀座ウエスト」の公式ツイッターアカウントが、12月5日に投稿した内容が話題となっている。三越伊勢丹が新宿と銀座、浦和などの店舗で1月2日を休業日としたことを「英断」と評し、こうツイートした。
「百貨店にとって稼ぎ時の2日に休業されるという事は、売上増よりも我々テナント社員の労働環境改善を重視して頂いたものと感謝致します」
…… 「これは一朝一夕に出来た事ではなく、平成24年より虎屋の黒川社長はじめ食品業界有志の皆様が一貫して百貨店業界に働き掛けてきた努力の賜物なのです」
いずれは3日も含めて休業にしたいようで、「いつの日か日本の全ての百貨店・スーパーの従業員が正月三が日ぐらいご家族とゆっくり過ごせる様にしたいと思うのは夢物語なのでしょうか」と投稿している。
年末年始は小売業やサービス業の書き入れどきだが、家族団らんで休みを取りたいのは従業員も同じというのが本音だろう。365日営業のスーパーやコンビニもあるが、高品質の商品やサービスで勝負をする百貨店を同じ土俵で論じるのは無理がある。この投稿は1万件以上リツイートされ、同社の考え方に賛同する反応も多い。……
もっとも元日や2日からの営業が広まったのは、たかだか20年ほど前の話という指摘も出ている。元百貨店従業員だという女性は、昔は三が日も休みで、従業員は普通に帰省や初詣と正月を満喫していたと振り返る。……
百貨店最大手の三越伊勢丹が稼ぎ時の初売りを3日にずらしたのは、実にいいですね。
小売業界では休業日数の規制緩和が進んだ1995年以降、ほぼ無休で営業している百貨店が殆ど。
そごう・西武は、全店年中無休です。
そんな中で、ゆっくりお正月休みを取ることで、販売員の働く意欲を高め、サービスの質の向上を狙った三越伊勢丹。
「従業員がしっかり休んでこそ、良いサービスができる」という三越伊勢丹流に右へ倣えする小売業が増えますように。
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