「このままではアイヌが滅びてしまう。
15歳で立ち上がりました。アイヌ活動家アシリ・レラさん」より
…… ◆命を粗末にすると 悲しむ人がいる
1989年に自宅横のチセ(建物)を、フリースクールを兼ねたアイヌ語学校にしました。
子どもたちに最初に教えたことは、死なないこと、自分を殺さないこと、自分に負けないこと、自分一人の命ではなく、命を粗末にすると親や兄弟などが悲しむ人がいるということ。親や兄弟がいなくても私が悲しむということです。
子どもたちが命の大切さを理解し、勉強することへの意欲が出てきてから、読み書きを教えました。
父が私に言ってくれたように「死ぬまで勉強だから、ゆっくりでいいから」と、少しづつゆっくり。……
◆大事なことは 真実を知ること
……一番大事なことは真実を知ってもらうことだと思っています。
日本人は、アイヌも朝鮮人も中国人もモンゴル人の血も入っている複合民族だということ。
アイヌ問題は日本人の問題です。
知らない、無関心は人種差別をしていることと同じ。
真実の歴史を明らかにし、ちゃんと知ることが人種差別のない世の中へとつながっていきます。……
命を粗末にしてはいけない。
大人がもっと真剣に、声を大にして伝えなければいけないことだと思います。
そういえば。
高校時代の私は、自分は差別しない、と思っていました。
でも、そんなにエラそーなことは言えない、と考えるようになったのが、20歳の頃。
同和問題の集会に行った時のこと。
そこで上映された啓蒙映画の中の一言に衝撃を受けました。
曰く「知らないことで差別している」。
それまで思ってもいなかった視点で、目から鱗。
反省しました。
今、はるか昔となりしその時のことを思い出しました。
知らないことは、ある種の罪かもしれません。
真実を知る努力をしましょう。
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