警視庁によると、歩行者の交通人身事故のうち、発生件数の多い原因は「信号無視」と「横断歩道外の横断」だという。…… 「信号無視」や「横断歩道外の横断」は「大丈夫だろう」という思い込みに起因するが、なぜ「自分は大丈夫」と考えてしまうのだろうか。心理学者の内藤誼人先生に聞いた。
■脳が自分をだます
「これは『セルフ・サービング・バイアス』が働くからです。例えば災害が起きる前、『自分は、災害に巻き込まれても助かるだろう』と安易に考えてしまうことがあると思います。本来、災害で命を落としてしまう確率は等しいはずなのに、自分に都合良く考え、判断が歪んでしまうのです」(内藤先生)……
■あらゆる場面で働く心理
内藤先生によると、事故や災害などのネガティブなことだけでなく、ポジティブなことについても、この心理は働くという。
「アメリカのケンタッキー州にあるルイビル大学のジュリー・ネルソンの研究で、『自分だけは宝くじが当たるはずだ』という心理が働くことがわかっています。セルフ・サービング・バイアスは、人間が幸せに生きていくための心理現象ですから、ポジティブなことにも働くのです」(内藤先生)……
■トータルリターンで考えることが大切
セルフ・サービング・バイアスが働くことで幸せに生きていけるのだということは理解できたが、幸せな想像をした後に不幸なことに遭ったら、そのショックは計り知れないのではないだろうか。
「それを見越して暗い想像ばかりしていたら、毎日が憂鬱になってしまいます。セルフ・サービング・バイアスによって、それまでは幸せな気分でいられるわけですから、トータルで考えればこの心理が働くことのメリットのほうが大きいと言えるでしょう」(内藤先生)
確かに、できるだけポジティブな想像をしているほうが、幸せな毎日を生きられるはずだ。ただ、交通ルールの無視などは命に関わる危険があるので、やはりやめておくべきだろう。
「自分だけは大丈夫」って思うことあるわ。
「セルフ・サービング・バイアス」というのね。
自転車ビュンビュン飛ばすのは、気をつけよう。
交通ルールも、きちんと守ろう。
いかにもセルフ・サービング・バイアス型、というイメージの私。
交通事故に関しては、確かにそうなのですが、それ以外のことについては、実はそうではありません。
何を隠そう、最悪の想定もしています。
うまくいかなかった時のショックを和らげるために、最初から予防線をはって、自己防衛をしているから。
最悪の想定をしておけば、何がどう転んでも、まあいいや、になるプラン。(笑)
最悪の想定をした上で、楽観的に生きるのが、るんるん♪メソッド

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