「この子を見て! みんな、泣かなくても大丈夫
金澤翔子の母/書家 金澤泰子さん」より
…… 主人と生前、「翔子はダウン症だけど、こんなに立派な字が書けるのだから、20歳になったら、翔子の書をお披露目しよう」と話していたのです。
それで、生涯に一度のことだからと、銀座で個展を開いたところ、全国から2000人を超える人が見に来てくれました。……
しかも、皆さん翔子の作品を見て涙を流されるのです。
テックニックなら私の方がずっと上です。
翔子はただ、私に喜んでほしい、みんなに喜んでほしいという思いだけで書きます。
そんな汚れを知らない純粋な魂が、見る人の胸を打ったのかもしれません。
私も翔子から学ぶことがたくさんあります。
彼女には競争も、他人との比較も、地位や名誉などの欲望も一切ありません。
いつも慈愛にあふれ、100㌫豊かな時間を生きています。
翔子のおかげで、私も世俗の価値観では生きなくなり、人間の本質を考えるようになりました。
今では、許せないものはまったくなくなりました。
生きている人は皆尊いと思えるようになったのです。……
そして、(翔子は)弱い人が好き。
個展に首相が訪れようが、お年寄りや赤ちゃんを見るとおかまいなくそちらへ走って行って、痛いところをさすってあげたり、抱っこしてあげたり。
一人で立つことのできなかったダウン症のお子さんが、翔子に背中をさすられ、「大丈夫、歩ける」と言われた途端、本当に歩き出したといった奇跡のエピソードも数多くあります。
翔子は「みんなにパワーをあげたい」と口癖のように言いますが、翔子を見ていると、パワーとは強さではなく、やさしさであると、つくづく思わされます。
今は、同じ苦しみを持つ母親たちに希望を見せるのは私の役目。
講演会にも現物支給みたいにできるだけ翔子を連れて行って、「この子を見て。みんな、泣かなくても大丈夫よ」と伝えています。
書家金澤翔子という名前はピンとこなくても、2012年の大河ドラマ『平清盛』の題字を書いた人と言われれば、ああ、とおわかりになる方もいらっしゃるでしょうか。
その翔子さんに書の手ほどきをしたのは、お母様の泰子さん。
かつては、ダウン症の翔子さんと一緒に死のうと思い詰めた過去があります。
だから、今、書道教室を主催なさる傍ら、皆に希望を分かち合うべく、文筆や講演活動にも励んでいらっしゃるのだと思います。
翔子さんは、希望の光。
「奇跡」が起こり得るのも、翔子さんが全く信頼を受けられる方だからこそ。
それは、魂が純粋で、優しさに満ちあふれているから。
翔子さんの爪の垢でも煎じて飲みたい気分です……。
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