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↑ 「異色対談 若者よ、競争を、もっと競争を
秋元康 作詞家 / 岡藤正広 伊藤忠商事社長
秋元/教育というのは、魚を与えるのではなく、釣竿を与えることだと思うんです。
ある幼児教室で、ファスナーがついた袋を二十個ほど並べて、子どもたちに開けさせる授業をやっていて、一つも開けられない子がいた。
それを見ていた母親が、ファスナーをあちこちから買って来て家で特訓させたというんです。
その子はもちろん出来るようになったけれど、そこの先生はため息をついて、「大事なのはファスナーを開けることではないの、頭を使うことなのよ」と話したと。
教育の本質とはそういうことですよね。
僕がAKBのメンバーと話す時も、歌い方を細かく指導するわけではありません。
人を楽しませるにはどうしたらいいか、個性の出し方はこうなんじゃないか、といったことを伝える。
それを自分なりにどう応用できるか。
応用力がないとどうしようもないと思うんです。
岡藤/…… 僕がよく言っているのは、クレーム対応のような嫌な仕事ほど上司が率先して行け、ということ。
上司がお客さんに怒られて恥をかく姿を見ると、部下は立派な上司やと思うものです。
そうした後に、喫茶店にでも行って話をすると、部下はその上司を信頼して親権に話を聞きますよ。
秋元/話をするタイミングも重要ですよね。……
僕は高橋みなみの誕生日に「嫌われる勇気を持て」とメールを送ったんです。
嫌われる勇気を持たない限り、人をまとめることはできない、と。
その言葉を理解した彼女は、次第に本物のリーダーになっていきましたね。
岡崎/AKBが面白いのは、必ずしも用紙が優れている子や歌が上手い子がトップスターになるとは限らないところですよね。
会社組織も同じなんです。……
浪人したり落第したりして最初は大して目立っていなかった人間が、最後は社長になったりするんです。
だから、学生の採用というのは非常に難しい。
秋元/AKBでも伊藤忠でも、人は自分がそこにいる意味がわかった時に幸せを感じると思います。……
喋りが面白くてバラエティ番組で重宝される子もいれば、みんなの相談相手になって「彼女が居ないと困る」という存在になる子もいる。
ビジネスの世界でもそれは同じで、社長になれなくても、「アイツが居ないとこの会社は駄目だ」という存在になれるかどうか、でしょう。
岡藤/ほんまにそうですね。……
理想論かもしれませんが、どんな社員にもやりがいを持って働けるようなポジションを探してあげることが大事ですね。……
若者よ、競争を、もっと競争を 秋元×岡藤
秋元さんと岡藤さんの異色対談その2 に引き続き、本日が最終のご紹介となります。
お二人とも、教育の本質、仕事の本質を見事に捉えていらっしゃますよね。
学ぶところ、参考になるところがあるのではないでしょうか。
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