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↑ 「英語が全然上達しない学習パターン」より
…… 「人間の本能である言語は、脳から説明がつきます」
と教えてくれたのは、東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授だ。
「日本人が英吾をうまく話せないのは、脳が日本語にチューニングされているからです。
その脳で英語を聴けば日本語のように聴こえるし、英語を話すときは日本語のように話してしまう。
英語が上達しないのは、センスがないからではなく、むしろ優れた日本語感覚を持っているからなのです」……
「脳は複数の言語に対応できる柔軟性を持っています。……
要は学習しだいです」……
「脳に何かを記憶させるには、できるだけ手がかりが多いほうがよいのです。
単語を覚えるよりも文全体を丸ごと覚え、音で聴いたり、声に出したり、あるいは手で書くなどして、さまざまな形でインプットしたほうが脳への定着がよくなり、記憶を引き出すときも容易になります」……
脳科学の観点からは、紙の辞書ももっておいたほうがいい。……
紙も辞書で引けば、「この辞書の真ん中あたりのページの右上にあった」という物理的な位置情報が記憶され、それが思い出すための〝手がかり〟になる。……
「辞書で〝take〟を引くと、……さまざまな語義やその用例が出てきます。……
一覧性のある紙の辞書ならたくさんの語義や用例が自然と目に入り、辞書を引くたびにさまざまな言語の特徴を脳に蓄積していきます」……
リスニングにも、脳科学的におすすめできない勉強法がある。
英文を見ず、音だけをわかるまで繰り返し聴くやり方だ。……
それよりも、きちんと聴き取れるものを繰り返し聴く、あるいは聴き取れないものがあったら文字で確認してから再度聴く、というのが理にかなった学習法なのだ。……
脳には、言語の基本的な処理をする「文法」「読解」「単語」「音韻」の四つの部位がある。
英吾の習熟度の低い学生に英吾の文法問題を解かせたところ、「文法」の部位を中心に他の部位の活動おも活発にばった。
しかし、熟達度の高い学生に同じ問題を解かせると、「分」の部位がわずかに活動しただけだった。」
これは、英語力のある人ほど、脳をあまり使わなくても英語を処理できるようになったということ。
つまり、脳は〝省エネ運転〟をするようになるわけだ。
「意識することなく自然に英語を読んで話せる省エネ脳に切り替わるまでに、およそ六年かかるということがわかってきました。
一方、母語から遠い外国語を仕事で使えるくらいにまで読めて話せるようになるには、2200時間の学習が必要だというデータがあります」…
「自分の好きなもの教材にすると続けやすいのではないでしょうか。
ただ、そもそも続けることにこだわりすぎないほうがいいと思います。
伸び悩んだら、一息いれることも大事です。
行き詰っているときは、時間を取って寝かせたほうが脳も情報お整理できます。
勉強に行き詰っても、それを挫折と考えず、気楽に構えてほしいですね」
英語をシャワーのように聞き流す英会話習得法がありますよね。
私は、テキストを目で追いながら、意識的に聞いた方がいいのではないか、と思っていました。
そんな私としては、自分が何となく漠然と感じていたことが、脳科学的に説明され、すっきりした気分です。
英語のできる人は〝省エネ運転〟。
それは、そうだろうなと思いますよ。
夫と息子を見ていて痛感するのは、二人の共通点として、英会話がろくにできない頃から、外人さんに話しかけて、場数を踏んで行く積極性がものをいう、ということ。
ペーパーテストの英語がそこそこできて、基本的に恥ずかしがり屋。
そういう私みたいなタイプが、一番、英会話に苦手意識を持ってしまうのだと思います。
もっとも、私は、日本にいるのだから、日本語を話せばいい。外人さんの方が日本語を覚えてね、と開き直っていますが。(笑)
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