女性登用の実績が国などに認められたり、好事例として紹介されたりと、「女性活躍推進企業」と評価が高いのが、カルビーと大和証券グループ本社だ。
いずれも、トップ自らが先頭に立って改革を進め、業績面でも結果を出している。……
<カルビー 効率化と権限委譲を徹底>
「来た船には乗る。
乗ってみて難しければ下ろしてもらうだけ」
カルビーの執行役員で中日本事業部本部長の福山和子さん(47)は、昇進を打診されるたびにこう考え、引き受けて来た。……
管内を飛び回る福山さんだが、退社は午後4時。
2人の小学生の娘と過ごすためだ。
短時間勤務実現のため、娘の朝の送り出しは夫に任せ、早めに出社。
業務の効率化を権限委譲を徹底し、無駄な会議は一切せず、工場や支社の経営は各部長に任せる。
「決定権を与えることで人は育つ」と話す。
権限委譲は、トップも率先する同社の文化だが、「放任とは違う。要所は押さえているつもり」と」笑う。
福山さんも、以前は早い帰宅に罪悪感があった、
「でも、トップが『4時に帰れ』と公言してくれたことで吹っ切れた。
今は「短時間で結果を残す働き方を後進に示したい」との思い出働いている。
松本晃さん(67) カルビー会長兼最高経営責任者
女性の登用は「やるっきゃない」と思い、やってきた。
労働力人口が減る中、女性の力なしに会社を成長させるのは不可能だ。……
女性登用を進める際、いけそうだと思ったらまずポストに就かせてみる。……
社員には「一日を2度楽しめ」と言っている。
朝早く来て仕事を楽しみ、早めに帰って趣味や勉強、家庭生活を楽しむ。
そうしないと、人は成長しない。
社員に魅力のない会社はダメだ。
業績にはこだわってきた。
悪化すれば女性登用の取り組みを避難され、その動きが後退するからだ。
結果、5期連続で増収増益だ。……
同日付の新聞に、日本生産性本部が新入社員に実施したアンケート結果が掲載されていました。
「管理職になりたくない」と答えた女性は、72.8%。(男性34.5%)
管理職になりたくない理由は、「自由な時間を持ちたい」38.9%、「専門性の高い仕事がしたい」23.7%、「重い責任のある仕事は避けたい」15.3%、とのこと。
でも、この新入社員たちが、カルビーの女性登用のあり方を知っていたら、管理職になりたくない割合がもう少し少なくなっていたのではないでしょうか。
子育てと仕事が首尾よく両立できるなら、チャレンジしたいと思う人もいるでしょう。
組織は、トップの一言で変わります。
トップダウン方式の方が、女性登用改革が浸透すると思います。
記事のタイトルにあるように、まずは「トップ自ら」。
これからのグローバル社会を生き抜くために、女性の人材活用は重要ポイントです。
そして、管理職になる女性は、「私を選んだ会社が悪いのだから」という開き直った気持ちで、果敢にチャレンジしてほしいと思います。
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