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↑ 「竹内薫 もう一度ゼロからサイエンス
『赤崎・天野コンビの目の付け所』」より
…… 世界中の研究者がセレン化亜鉛という物質を使った青色発光ダイオードの実用化に向けて奔走していたとき、師匠の赤崎勇さんと二人で黙々と窒化ガリウムを研究し続けたという。……
セレン化亜鉛は、容易に高品質の結晶ができてしまう。
そして、容易に青色に光ってしまう。
それに対して、窒化ガリウムは、10年たっても誰も高品質の結晶を作ることができず、光ることもなかったのだ。
では、なぜ、赤崎さんと天野さんは、そんな将来性のない物質にこだわったのか。
答えは驚くほどシンプルだ。
「窒化ガリウムは頑丈だ」……
象牙の塔の柔な学者と違い、赤崎さんには長年のメーカー務めで培った信念があった。
セレン化亜鉛は、落とすと壊れてしまうほど脆い。
研究論文を書くだけならいいけれど、実用化には向かない。……
天野さんは、2年間、毎日、朝10時から翌朝の2時まで実験を続け、1500回の失敗の末、ようやく高品質な窒化ガリウムの結晶を作ることに成功した。
だが、その窒化ガリウムの結晶化に成功し、勇んで学会に発表したとき、会場には、赤崎さん、天野さん、座長の科学者の他に、聴衆がたった一人しかいなかった。
大部分の科学者は、セレン化亜鉛の成果の発表会場にすし詰め状態だったそうな。
ノーベル賞を受賞した今でこそ、さすが目のつけどころが違うと賞賛されますが、当時は肩身が狭かったわけですよね。
もしも赤崎さんにメーカー務めの経験がなかったら、青色発光ダイオードの普及という観点まで至らなかったかもしれません。
目先のことにとらわれず、その先の先を見る。
そこから逆算して、今なすべきことを淡々とこなす。
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