吉野 弘『祝婚歌』〜二人が睦まじくいるためには | いきいきるんるん♪ 微笑み返し

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昨日よりも今日、今日よりも明日の自分が
よりよくありますように!

本日の読売新聞夕刊「深まる秋 詩を味わおう」という記事の中に吉野 弘さんの『祝婚歌』という詩の冒頭が記載されていました。

調べてみたところ、吉野さんは『祝婚歌』を「民謡みたいなものだ」とおっしゃり、著作権フリーで自由に使わせていただけるとのこと。

全文を転載させていただきますね。


祝婚歌        吉野 弘

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派過ぎないほうがいい

立派過ぎることは

長持ちしないことだと

気づいているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい

完璧なんて不自然なことだと

うそぶいているほうがいい

二人のうち どちらかが

ふざけているほうがいい

ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても

非難できる資格が自分にあったかどうか

あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは

少しひかえめにするほうがいい

正しいことを言うときは

相手を傷つけやすいものだと

気づいているほうがいい

立派でありたいとか

正しくありたいとかいう

無理な緊張には色目を使わず

ゆったりゆたかに

光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら

生きていることのなつかしさに

ふと胸が熱くなる

そんな日があってもいい

そしてなぜ 胸が熱くなるのか

黙っていてもふたりには

わかるのであってほしい


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とても感動しました。

結婚式のスピーチの引用として、引く手あまたの詩でしょうね。

私は立派ではなく、ずっこけているのは、いいのですが…。(笑)

「正しいことを言うときは」のフレーズについて、ただ今反省中。

正しいことを言う時には、要注意ですね。

私は、かつて小学生の息子に「議論で勝つな」とずっと言ってきました。

「相手に逃げ道を残し、花を持たせなさい」と。

身近な人にもその配慮を忘れないようにしないと。


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