余命3ヶ月と宣告された母親が1年8ヶ月も生きた感動実話 | いきいきるんるん♪ 微笑み返し

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Spotlight(スポットライト)2014.10.28
「『子供の卒業式まで生きたい』余命3ヶ月と宣告された母親が1年8ヶ月も生きた感動実話」
鎌田 實 諏訪中央病院名誉院長 
 (『致知』2012月7月号より)

僕が看取った患者さんに、スキルス胃がんに罹った女性の方がいました。

余命3か月と診断され、彼女は諏訪中央病院の緩和ケア病棟にやってきました。

ある日、病室のベランダでお茶を飲みながら話していると、彼女がこう言ったんです。

「先生、助からないのはもう分かっています。だけど、少しだけ長生きをさせてください」……

「子供がいる。子供の卒業式まで生きたい。卒業式を母親として見てあげたい」と言うんです。……

春まで生きて、卒業式に出席できた。

こうしたことは科学的にも立証されていて、例えば希望を持って生きている人のほうが、がんと闘ってくれるナチュラルキラー細胞が活性化するという研究も発表されています。

おそらく彼女の場合も、希望が体の中にある見えない3つのシステム、内分泌、自律神経、免疫を活性化させたのではないかと思います。……

彼女は、余命3か月と言われてから、1年8か月も生きて、2人のお子さんの卒業式を見てあげることができたんです。

そして、1か月ほどして亡くなりました。

彼女が亡くなった後、娘さんが僕のところへやってきて、びっくりするような話をしてくれたんです。

僕たち医師は、子供のために生きたいと言っている彼女の気持ちを大事にしようと思い、彼女の体調が少しよくなると外出許可を出していました。

「母は家に帰ってくるたびに、私たちにお弁当を作ってくれました」と娘さんは言いました。

彼女が最後の最後に家へ帰った時、もうその時は立つこともできない状態です。……

ところがその日、彼女は家で台所に立ちました。

立てるはずのない者が最後の力を振り絞ってお弁当を作るんですよ。……

「お母さんが最後に作ってくれたお弁当はおむすびでした。……」

お母さんの人生は40年ちょっと、とても短い命でした。

でも、命は長さじゃないんですね。

お母さんはお母さんなりに精いっぱい、必死に生きて、大切なことを子供たちにちゃんとバトンタッチした。

人間は「誰かのために」と思った時に、希望が生まれてくるし、その希望を持つことによって免疫力が高まり、生きる力が湧いてくるのではないかと思います。
 


どんな時にも希望を持ち続けること。

誰かのために頑張ろうとすること。

そこに生きる力が与えられるのですね。

その素晴らしさに感銘を受けました。

お母さんは、子供たちの心にずっと生き続けるでしょう。

美しい思い出を残したまま。


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