
会社にはびこる「働くゾンビ」 手柄を横取りする先輩、ソリティアやめない中高年…≪続きを読む≫
BSジャパンで「ワーキングデッド~働くゾンビたち~」という新番組が始まった。
コミュニケーションができず、行動は理解不能、脳みそは思考停止状態の「働く屍」を「ワーキングデッド=働くゾンビ」と呼び、様々な事例を紹介するという。
2014年10月2日(木)23時半から放送の初回OAは、他人の手柄を自分のものだと吹聴する「アレオレデッド」や、仕事もせずに日がなパソコンゲームをやっている「ソリティアデッド」を、再現ドラマ形式で取り上げていた。……
番組が実施した新橋100人アンケートによると、こうした「アレオレデッド」が1番多いのは、IT・通信などのベンチャー企業だという。
次いで金融、建設、広告、不動産、飲食関係と続いた。
いかにも手柄の取り合いが横行しそうな業界だが、番組ゲストでMy News Japan編集長の渡邉正裕氏によると、「ここ10年くらいで増えてきた」という。
「トヨタや日本生命などの大企業は、人事部が長期の評価を蓄積するが、ベンチャー企業は成熟途上で人事部に力がなく、現場・社長が評価をする。
1000人くらいの規模になると社長は見きれないので、ボードメンバーに入った人の手柄になってしまう」
年功序列から成果主義などに変化しつつある日本企業の体質が、「アレオレデッド」を生み出すという背景があるようだ。
「アレオレデッド」が厄介なのは、自分が失敗したときには逆に「アレは彼のせい」と責任をなすりつける「アレカレデッド」に変わることだ。
対策としては、「社内で偉い人とのコネクションを作る」こと。
ベンチャー企業だと、社長とのコネは新入社員の採用段階で作れるが、中途採用だと被害に合いやすい。
また、日がなパソコンでゲームをしている「ソリティアデッド」について、……どうやら「いる業界」と「いない業界」がはっきり分かれているようだ。
外食産業など数円単位で勝負している業界にはいないが、大手出版や広告、放送、それから税金で運営する特殊法人などの中高年に多く見られる。
労働組合が強く、年功序列が維持されている会社に多いというのはうなずける。……
ところが、この「何も生み出さない人的不良債権」に見えるワーキングデッドも、会社にとって存在してもらうだけで十分な価値がある。
実は彼らは「外食チェーン店のオーナーが父」「有名な政治ジャーナリストが父」「業界最大手の製薬会社の創業者が祖父」といった太いパイプを持っているのだ。
ソリティアデッドの上司は語る。
「彼らはいわゆる会社の人質です。
(問題を起こさず)ずーっと大人しくソリティアに夢中になっててくれれば、それで十分です」……
ゾンビ社員よ、人に迷惑をかけたり、しわ寄せを与えていいのか。
働くことに真摯に向き合い、社会に貢献することを考えよ。
と、活を入れたいところだが、ゾンビ社員とて一朝一夕に生まれたわけではないだろう。
それまで家庭や学校が甘やかしてきたからだ。
ある意味、成長の機会を奪われた被害者かもしれない。
でも、20歳を過ぎたら、やはり人や環境のせいにしてはいけない。
ゾンビ社員だって、目先の行動を変えることはできると思う。
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