
7/21 読売新聞
「ユダに見る『ゆるしのシステム』より
ユダ - 烙印された負の符号の心性史/中央公論新社

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フランス在住の比較文化史家、竹下節子さんが『ユダ』を著し、イエス・キリストの十二使徒の一人でありながら師を裏切ったイスカリオテのユダに光を当てている。……
ユダについては、銀貨30枚で師イエスをユダヤ教の祭司長たちに売り渡し、その後、自殺したことが新約聖書に記されている。……
ユダがキリスト教で「悪」とされる理由は三つあるという。
①師を裏切ったこと
②神よりもカネを選んだこと
③救いを信じないで絶望したこと ーの3点だ。……
竹下さんは、「ユダは大量虐殺のような『大悪』をなしたわけではない。
イエスを裏切りはしたが、殺害したり処刑したりはしていない。
むしろ誰もがなす『小悪』をなしたからこそ身近に感じられ、人々を引きつけてきた」と説明する。
人は誰でも、ちょっとした出来心、怠惰、臆病、卑劣さなどから、自分を助けてくれる人、愛してくれる人の期待や信頼を裏切る。
そうした「小悪」が皆に共通するため、ユダは今も生き続けるのだという。……
……竹下さんは「ユダが語られることで、人間には『ゆるし』が必要だということが思い出されるのではないか」と言う。
その意味でユダへのこだわりは「悪や配信といった暗い部分に倒錯的にひかれることだけでなく、人間同士が『ゆるす』ことで共に生きる可能性につながります」。
義憤は、社会にとって必要です、
でも、人間の不完全さ、未熟さは、ゆされていいと思います。
「ゆるす」方は、大変ですが。
でも、「ゆるせない」という負のエネルギーは、自分にとってもマイナスではないでしょうか。
「ゆるす」ことで解放されるのは、自分自身かもしれません。
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