
ダ・ヴィンチ 2014年 08月号 [雑誌]/KADOKAWA より

¥600
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<世の中> 『オレたちバブル入行組』より
たまには正義も勝つ!
西大阪スチールの不正を暴いた直後、パートナーとして協働した零細企業経営者竹下が半沢に放った言葉。
「必ず」ではなく「たまには」というあたりに、厳しい現実を潜ってきた大人のリアリティが感じられる。
<働く意味> 『ロスジェネの逆襲』より
サラリーマンだけじゃなくて全ての働く人は、自分を必要とされる場所にいて、そこで活躍するのが一番幸せなんだ。
会社の大小なんて関係がない。知名度も。
オレたちが追求すべきは看板じゃなく、中味だ。
看板ではなく、中味ーこれは、池土井作品で繰り返しなされる指摘のひとつ。
その中味は、受け取る人があってこそ成立するとも。……
<現実と夢> 『下町ロケット』より
仕事っていうのは、二階建ての家みたいなもんだと思う。
一階部分は、飯を食うためだ。
必要な金を稼ぎ、生活するために働く。
だけど、それだけじゃあ退屈だ。
だから、仕事には夢がなきゃならないと思う。
それが二階部分だ。
夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。
働くとは? 仕事とは?
理想と現実の狭間で揺れる若手社員と向き合い、自身の仕事観を述べる佃航平の、経営者としての言葉。
一階と二階、そのバランスもまた大きな課題。……
<現状打破> 『下町ロケット』より
制約のない環境なんてない。
(中略)全ては知恵の問題なんだ。
さまざまな条件をクリアしていモノを生み出してきた、エンジニア出身の航平の説得力。……
条件や環境のせいにして逃げていないか?
本当に、持てる全ての知恵を駆使しているか?
常に心に留めておきたい。
<前を向け> 『鉄の骨』より
いまが一番いい。
そう思うことが大事なんだ。
過去を懐かしむのは構わない。
だが過去を羨んではいけない。決してな。
官製談合の大物フィクサー・三橋が主人公・富島平太に贈る言葉。
過去にすがるのではなく、未来を見据え、常に前を向け ……
平太の上司が言い放つ「いま仕事がまるでわからないのは実力のせいじゃない。経験がないからだ。なんでここにいるかなんて青臭い存在論を語る暇があるんなら、このチャンスを生かすことを考えな」も忘れがたい。
<信頼> 『空飛ぶタイヤ』より
パパは勇気あるよ。(中略)
ぼく、パパの真似をしてるだけだよ。
人身事故と経営難、社会的苦境に立たされている父親を気遣い、幼いながら強くあろうとしている息子・拓郎が主人公・赤松徳郎にかけた言葉。……
どんなときでも、自分の背中を誰かが必ず見守っているーそう信じられる人は、強い。
<挑戦せよ> 『陸王』より
中小企業の経営だろうと、対企業のサラリーマンだろうと、何かに賭けなかきゃならないときってのは必ずあるもんさ。
そうでなきゃ、仕事なんかつまならない。
そうでなきゃ、人生なんておもしろくない。
夢に、仕事に、一度の生に賭けてこそ、人生。
一見、どこにでもあるような平凡な人生にも、輝くような瞬間が必ずやってくるーそんな夢を見たって、バチは当たらないだから。
オレたち花のバブル組/文藝春秋

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ロスジェネの逆襲/ダイヤモンド社

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下町ロケット/小学館

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空飛ぶタイヤ/実業之日本社

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鉄の骨/講談社

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『陸王』連載中↓
小説すばる 2014年 08月号 [雑誌]/集英社

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さすが池井戸作品の名台詞は、心に響きますね。
ちなみに、ダ・ヴィンチ読者が好きな作品第一位は、直木賞も受賞した『下町ロケット』。
中小企業の社長が夢と誇りを持って大企業に果敢に挑んでいく姿に、勇気を与えられるようです。
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