
7/11 日経新聞夕刊「こころの健康学
精神の不調、仕事に悪循環」より
精神的な変調は、客観的に評価する方法がないだけに、問題の程度を判断するのが難しい。
「仕事が思うように進まない」といって相談をしに来た人がいる。
以前と同じ仕事をしているはずなのに、はかどらずに残業時間が延び、帰りが遅くなっているのだという。……
効率よく仕事をできなくなっている自分が情けないという。……
この会社員や上司が、効率が大事だと言っているのはもっともだ。
しかし、効率を挙げるために実施していることがうまく行かず、逆効果になっている。
精神が不調だと、効率的に仕事をするだけのエネルギーがなくなってしまう。
だから、いくら頑張っても仕事が進まず、こころのエネルギーを消耗し、ますますうまくいかなくなる。
こんなときは、思い切って仕事の量を減らしたり休んだりして、こころのエネルギーを回復させる必要がある。……
うまくいかなくなったら、無理をしないで立ち止まる勇気も必要だ。
(国立精神・神経医療研究センター 大野裕)
一から十まで全部自分で抱え込んで、頑張ろうとする人がいます。
何で優先順位をつけて、人に任せられるところは任せないのだろう、と思っていました。
そうか、優先順位をつけるエネルギーがなかったのか…。
子育てママに「手を抜けるところは手を抜いて、大事なことに集中した方がいいよ」と言ったら、「どこで手を抜いたらいいのかわからない」、と言われたことがあります。
こころのエネルギーがダウンすると、判断力も低下するのですね。
そんな時の処方箋は、無理しないで、ゆっくりと休むこと。
勇気がいるかもしれないけど、目の前のことより、先々のことを考えて。
「急がば回れ」
いい諺がありますよ。
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