
7/7 読売新聞夕刊
「『「自分」の壁』を刊行 養老孟司さん」より
…… 個性なんて放っといても誰でもあるのだから、「本当の自分」を探すより、自分と他人と同じところを探したほうがいいー。……
養老さんは、「自分探しなんてムダ」と断言する。
「そもそも、本当の自分を探す、なんて言うけれど、だったら、それを探している自分は誰なんだよ」と言いたいし、「世間におしつぶされそうになっても潰れないのが個性であり、自分でしょ」。
しかも、そうした個性は、自分だけじゃなくて他人にもある。
だから、「社会に出たら、世間と折り合うことの大切さを教えたほうが、はるかにまし」という。……
「イデオロギーや言葉では社会は動かないし、問題解決の万能薬などない」が持論だ。
自分が正しい、と思う人は、「なるべく自然を見るといい」と語る。
「だって、自然は自分の思うとおりにならないでしょ」
自分は思い通りにならない厄介な存在であること、自分には、ついにはわからない「バカの壁」があることを認識すれば、気が楽になるし、もっとわかろうとする謙虚な気持ちも生まれるという。
「バカの壁」を知ること、それは、よりよい社会のための第一歩なのだ。
「自分探し」というとイメージはいいけれど、現実から逃げているように感じていたので、養老先生の説に賛成です。
世間とうまく折り合いをつけることも、大切。そうそう。
自分が正しい、と思う人は、自然を見るといいというくだり。
これも、お気に入りです。
現実の世界では、正解は一つに限らないので。
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