
引き続き、柴田孝之著『試験勉強の技術』より
76 苦手な試験科目ほどやる価値がある その2
…… 同じような悩みとして、「なかなか暗記ができない」とか「なかなか理解ができない」というものがあります。
しかし、暗記というのは1回や2回で覚えようとしてもできません。
きちんと覚えられるのに時間がかかります。
覚えられないというのは誰でも同じで、暗記力が人よりないと思っていても、それほどでもないのです。
なかなか暗記できないなら、もっと繰り返して勉強をすればよいだけです
理解もそうです。
理解というのは、もともと知識が増えなければできないものです。……
理解できないというのならば、今分からない分はとりあえすスキップします。
そして、他の知識を学んだ後に戻ってもう1度理解できないか試せばよいのです。
「年をとって暗記できない」という人もいます。
しかし、できないといえば暗記ができるようになるわけでもありません。
愚痴を言っている間に勉強しなければなりません。
社労士試験の勉強を始めた当時、私は若者のように暗記できなくて当たり前、と思っていました。
オバサンの暗記力は恥ずかしい代物なのですが、嬉しいことに、勉強しているうちに段々と暗記力が蘇ってきました。
筋肉と一緒ですね。
幾つになっても、鍛えれば鍛えただけのことはあるのです。
歳のせいにはできませんよ。
現に60歳代以上の合格者の方はいらっしゃるのですから。
暗記は、繰り返し。
そして、理解もそうです。
学生時代に家庭教師をやっていた時、正直に言って、最初は生徒が何で理解できないのか不思議でした。
でも、わかりました。
根気よく丁寧に繰り返して説明すると、理解できるのです。
理解できないわけじゃない。
ただ、理解するまでの時間に個人差があるのです。
「繰り返し」は、万能の利器。
なるほど、努力次第。
そう実感しました。
暗記や理解力に自信のない方は、このことを心にとめて、勉強に励んでいただきたいと思います。
合格へのスパイラル記事一覧
励みになりますので、1日1クリックの応援を
どうぞよろしくお願いいたします。
↓



社会保険労務士福島里加事務所 http://runrunsr.jp/
〒150-0002 渋谷区宇田川町6-20 パラシオン渋谷303
