
引き続き、柴田孝之著『試験勉強の技術』より
46 近似値で考えろ
……試験問題を解くには正確な作業を積み重ねなくても問題が解ける場合があります。
物理や化学の計算では、全ての計算結果をそのまま使うのではなく、適宜途中で近似値を取って計算をします。
おおざっぱにいうと、0.119gという数字が出てきたら、これを0.12gというように近似値を取って計算するのです。
この方が早くかつ確実に正解を導けます。
資格試験で素早く時間内に問題を解くために必要なのが、この「近似値を取る」という発想です。
特に資格試験では多肢選択式が取られることがよくあります。
この場合、近似値の積み重ねでだいたいの答えを出せば、正解肢から最も近いものを選んで正解をすることができるのです。
選択肢が少々の誤差を吸収してしまうのです。……
一般に正しいということを判断するよりも、誤りを指摘する方が簡単……
正解が出るなら、少々の誤差は無視して構わないという発想は試験合格のための必須の発想です。
「近似値」という概念はなくても、実際には「近似値」の考え方で問題を解いている人は、少なくないと思います。
でも、書籍の中で章を立てて、改めて言うほどのことなのですね。
その昔、息子が小3の日能研無料模試を受けた時のこと。
算数の問題は、2問、全く手をつけていませんでした。
その2問は、正解率の最も低かった問題と2番目に低かった問題。
難しい問題は飛ばして、どんどん先の問題をやるように、教えたわけではありません。
でも、難問はしっかりパスして、残りの問題はノーミス。
試験には、「要領」があります。
知らず知らずのうちにそれができる人は、それでよし。
自分では気がつかない人は、本や人の話を通して「要領」をつかむといいと思います。
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