
ひよこ食いとは、新規開業者に対するセミナーを飯の種にすること。
行政書士の世界には「ひよこ狩り」という言葉もあり、本業そっちのけで開業セミナーを生業にしたり、詐欺まがいの悪徳商法を行う輩もいるようです。
では、社労士業界はどうでしょうか?
資格予備校においては、巷で言われる「ひよこ食い」が現実のものとしてあるかもしれません。
でも、開業社労士による開業セミナーは、私の知る限りでは、いわゆる「ひよこ食い」ではありません。
本業でしっかりと実績をあげていらっしゃる先生が、後輩のためにという善意でセミナーを手がけていらっしゃいます。
ビジネスとして赤字ではないでしょうが、主催者も招かれる講師も、儲かっているとは思えません。
自分たちがしたような苦労をしなくてもすむように。
これからの社労士業界がよりよくなるように。
私は、先生方のそんな熱い思いに感動した覚えがあります。
社労士事務所スタッフを経験した私の実感として、“下働き”と事務所経営は、別物です。
一般論として言わせていただくと、実務経験がなくても何とかなりますが、「起業」という意識がないと、事務所の安定運営は厳しいと思います。
かつて私がやっていた生保の法人営業もそうですが、天から顧客がふってくるわけではないので、知り合いの紹介だけでは、何年ももちません。
何らかの形での“種まき”が必要です。
現実問題として、開業セミナーに出なくてもやっていけますが、あらかじめ知っていると安心して開業できるメリットがあり、聞いて損はないと思います。
開業セミナーに投資できる経済的余裕は、精神的余裕にもつながるでしょう。
「ひよこ食い」という言葉に惑わされないで、ご自分で情報収集し、的確に判断されることをお勧めいたします。
ちなみに、「共食い」という言葉もあります。
同業者向けの高額セミナーやDVDには、ビジネスとしてうまく回していらっしゃるなと思うものがあります。
そんな中で、リーズナブルな価格で良心的にお役立ちセミナーを提供してくださっている先生には、感謝しております。
もっとも、投資したものを回収し、それ以上のものにするかどうかは、本人次第ですが。
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社会保険労務士福島里加事務所 http://runrunsr.jp/
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