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↑ 「今月の言葉への言葉 前田知巳」より
『やる気のある者は去れ!』
日本ならではの、組織社会においての上司の理想が、タモリにある。
…… このあいだ、「今でしょ」で有名になった林修先生が、「タモリの名言」のひとつとして「やる気のある者は去れ!」という言葉を採りあげていた。
大体、ある仕事の現場においてあまりにも「やる意むんむん」の人間がいると面倒くさいな、と思う人は少なくないだろう・
ただ、それに加えてタモリは、「人間って、やる気がありすぎると、物事の中心しか見えなくなるんだよね」という哲学的なことを言う。……
それを聞くと、「番組の中心にいながら、中心にいない、でも結果としては中心にいる」という、タモリが築いてきたタモリの居場所の感覚が見えてくるのである。……
日陰にあり、一見誰の目にも留まらなかった存在を引っ張り出す。
日陰者でしか醸し出せない「味」を、世間に開陳してくれる。
「くだらないな」と言いながらも、人はそれを見て、「世の中、いろんな人がいて、でも、いろいろでいいんだなあ」ということを感じてきたんだと思う。
中心でいながら中心にいない。でも、結果的には中心にいる、というのは、企業組織における管理職の理想ではないか。……
正直なところ、「やる気むんむん」派が苦手な私。
といっても、個人的な狭い経験からのことですので、その点は、前もってお断りしておきます。
「やる気むんむん」派は、常にすべからく一生懸命。
木を見て森を見ないので、さらっと流してもいいところにも力を注ぎます。
頑張って、頑張って、結局、ここぞという時の前に、本人のピークが来てしまう。
だから、ここはフォローしておかなくてはいけないというところでは、すでに力尽きている感じ。
私からすると、優先順位をつけないから、エネルギー配分を誤っているような気がしますが、本人は一生懸命で、ただただ努力していると思うだけ。
やる気がない人は自覚症状がありますが、「やる気むんむん」派は悪気が全くないので、非常にやりにくいです…。
『やる気のある者は去れ!』
普通の人が言えないことをさらっと言ってのけるあたり、さすがタモリ!
「中心でいながら中心にいない。でも、結果的には中心にいる」のは、確かに組織をうまく動かしていく秘訣ですね。
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