有病率は男性の2倍
うつ病の有病率は、女性が男性の2倍と言われている。
その理由の一つとして「女性ホルモンの変動」を指摘するのは野の花メンタルクリニック(東京都武蔵野市)の野田順子医師だ。……
「過労やストレスで心身のエネルギーが下がっている時期に、体の変化が重なれば、心がバランスを失う可能性は十分にあります。……」
自治医科大学精神医学教室講師の西多昌規医師は「うまく休むことは、ビジネススキルの一つ」と言う。……
「例えば、毎日14~15時は『調整時間』として空けておく。
予定がずれ込んだ時は仕事をすればいいし、何もなければサボっていい。
残業が確実であっても、定時になったら15分のブレイクタイムを取る。
計画的に短い休みを取るのがコツです」
生きづらさ共有できず
昔と比べて、女性の生き方の選択肢が増えた。
結婚する、しない、子どもを産む、産まない、仕事を続ける、続けない、正社員か派遣社員かー。……
生きづらさを周囲と共有できずに、抱え込んでしまうのだ。
働きに見合った報酬や昇進が得られないことも、うつ病の原因になる。
努力と報酬のバランス
……平均年収はこの15年間で59万円も減って、いまや408万円(12年、国税庁まとめ)。
賃金は下がる一方、サービス残業は増えるなど、努力に対して金銭的報酬を得られない人も多い。
もちろん報酬は金銭的なものだけではない。
……山本さん(横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長、山本晴義医師)は言う。
「隣の人との連絡もメールで済ませ、仕事も数値で評価する時代になり、上司や同僚が不調のサインに気づくのが難しくなった。
顔を合わせてのコミュニケーションが大切です」……
脳の栄養不足でうつに
『心療内科に行く前に食事を変えなさい』の著者で心療内科医の姫野友美さんは、心の不調は「脳の栄養失調」が原因だと強調する。
うつ病の主な原因は「セロトニン」などの脳内の神経伝達物質の動きが鈍くなることだが、この神経伝達物質は、タンパク質から作られ、合成の途中で必要なのがビタミンやミネラルだ。
だが、外食やコンビに頼った食生活だと、これらの栄養素が不足してしまうのだ。
さらに……糖質を摂りすぎると、血糖値が急激に上昇し、体内では血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌される。
すると今度は血糖値を上げるためのホルモンが分泌される。
アドレナリンはイライラを招き、ノルアドレナリンは不安な気持ちを高めるため、心が不安定になってしまうという。……
うつの人ほど成功する
…… 11万部のベストセラー『「うつ」の人ほど強くなれる』著者野口敬さんは言う。
「真面目で責任感が強い人ほど、ムリをしてしまう。
こうしたうつになりやすい人ほど成功する条件を備えている人です。」
詳しくは、こちら↓
AERA (アエラ) 2013年 11/18号 [雑誌]/朝日新聞出版

¥380
Amazon.co.jp
心療内科に行く前に食事を変えなさい/青春出版社

¥1,400
Amazon.co.jp
「うつ」な人ほど強くなれる―『うつ』になりやすい性格こそ「成功する条件」 (アスカビジネス)/アスカエフプロダクツ

¥1,470
Amazon.co.jp
生き方の選択肢が増え、葛藤が多くなったのは、そうだと思います。
うつになりやすい人ほど成功する条件を備えているというのも、同感。(仮面うつは除き)
悩みやストレスをうまく吐き出す機会を作ってほしいです。
一緒に生活する人、一緒に働く人は、ちょっとした変化に早めに気づいてほしいですね。
大事に至る前のケア。
企業としても、家庭としても、ここにエネルギーを注がないと、「100倍返し」になってしまうかも。
1日1回1クリックの応援をよろしくお願いいたします♪
合格の桜咲くように 縁起のいい富士山




社会保険労務士福島里加事務所 http://るんるん.jp/
〒150-0002 渋谷区宇田川町6-20 パラシオン渋谷303 arigato@runsr.com
