新入社員に「職場のお兄さん・お姉さん」を付ける企業が出てきた。
年の近い先輩なら、ささいなことでも聞きやすいし、悩みも話しやすい。
新入社員の心理的な負担を減らすことで、若手の早期離職を食い止めようという狙いだ。……
サッポロビールは2010年度から「新入社員サポーターズ」を始めた。
新人と年の近い20代の社員が自ら手を挙げ、新任の支援に回る。
部署を横断して複数のサポーターが付くのが特徴だ。
日々の声掛けや飲み会など、目配りの仕方は様々。……
日本能率協会の調査によると、新入社員が上司や先輩に期待することは「頻繁にコミュニケーションを取ってくれる」50%、「仕事について事細かに教えてくれる」32%、「困った時は助けてくれる」30%。……
同協会経営・人材センターの村橋健司センター長は「若いうちから専門性と成果を求められ、プレッシャーの大きい時代に、職場のお兄さん・お姉さんという存在は重要」とみる。
しかも今の世代は「メールの方が気持ちを伝えやすい」というネット育ちだ。
「上から仕組みをあてがわないと生のコミュニケーションが進みにくい」
公募ではなく、所属長の指名により若手がマンツーマンで面倒を見る企業も多い。
JTB関東はその一つ。
若手の早期離職を食い止めようと、12年度から「社兄(しゃあに)・社姉(しゃあね)制度」を本格的に導入した。
社兄・社姉には、JTBグループの人材育成会社が年2回、丸1日の研修を行い、コミュニケーションンスキルや行動観察の方法、傾聴の仕方などを指導している。
「仕事の指導はグループリーダー格に統一し、入社2~3年の社兄・社姉は見守り役に。
教えるのではなく、常に共感してあげる役割だ」……
年配者からみれば〝ごっこ〟のような職場の兄弟姉妹関係も、うまく歯車が回転すれば双方にプラス。
「人間的な成長をもたらし、企業のスピリットやDNAが受け継がれていく」……
制度をうまく機能させるにはマッチングが問われる。
「まずは新入社員とお兄さん・お姉さんをうまくマッチングする。
人事が経過をフォローし、頑張ったお兄さん・お姉さんにはきちんと報いることが大切」
入社2~3年目の年の近い社員が手厚くサポートするこの制度、なかなかいいですよね。
新入社員のちょっとした疑問や不安も、お兄さん、お姉さんになら、話しやすいでしょう。
見守りの目があるから、うつ病の予防にもなるだろうし、企業の思惑通り、早期離職防止の手だてになると思います。
サポーター役の社員にとっても、学ばされる点、気づかされる点があり、得るところは大きいでしょう。
経営的にも、こうしてちょっと手間をかけた方が、早期離職を阻止し、コストが安くつくのではないでしょうか。
るんるん♪語録/4月22日
心のガードを外して、何でも言って。いつもあなたに寄り添っているから。
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