そこにこんなことが書かれています。
私は、「学生時代、ずっと1番だった人は気をつけたほうがいい」と思っています。
なぜなら、1番を続けるためにはある意味、過剰なまでの投資を勉強に行わなければならないからです。
例えば3000人受けたテストがあって、週に70時間勉強して1番の人と、35時間勉強して5番の人がいたら、私が雇い主だったら、後者を採用したいと考えます。……
私が会計士試験を受けたころは、模擬試験の成績があまりにもいい人は、意外と本番の試験に受かりませんでした。
それは生産性が悪いほどに勉強していて、「オッカムのカミソリ」が使えなくなっているためです。
「オッカムのカミソリ」というのは、別の章で、こう説明されています。
必要なもの以外は全部そぎ落として、本当に必要なものだけを判断の材料にするために、本当に必要な要素だけを残す、という考え方です。……
優秀な経営者とそうでない経営者の違いはどこかというと、優秀な経営者は、オッカムのカミソリを自然に使う習慣が身についています。
状況の中でポイントを見抜き、その一点に集中して、残りを気にしないのです。
ところが凡庸な経営者は、オッカムのカミソリの切れ味が悪いため、ああでもないし、こうでもない、といったような、本来の主要な論点ではないところまで気にしてしまうことによって、必要なこともできなくなるし、実行スピードも遅くなります。
示唆に富むお話でしょ。
受験生の皆様方にお伝えしたいことは、全部やらなくていい、ということ。
社労士試験は、10科目。
しかも、「労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識」なんて、どこまでやってもきりがない。
勉強というのは、やればやる程、我が身の足りなさを感じるようなところがあります。
記念受験生が一番脳天気でいられると思います。
合格を狙っていると、もしもここが試験に出たらと考えて、あれやこれやと手をつけてしまいがち。
曖昧な知識というのは、とても危険です。
引っかけ問題にまんまと引っかかってしまう確率が高くなりますから、気をつけましょう。
皆ができる問題を落とさない。
これが、社労士試験の王道です。
必要なことに集中し、やり残しは気にしない。
「オッカムのカミソリ」を鍛えて、本試験に臨みましょう。
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