5月13日(木)の学びと気づき | いきいきるんるん♪ 微笑み返し

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ニコニコニコニコニコニコ 第1回前向き大賞募集!ニコニコニコニコニコニコ

<日本におけるキャリアガイダンスと職業世界Ⅰ>

『DBM キャリアカウンセリング・マスタープログラム』より

若者はなぜ自立しないか?

独身居候族(パラサイト・シングル)の大量出現には、背景的な事情があります。

第一に、親世代の長寿化です。

第二に、居候や依存を許すことのできる親の余裕です。

第三に、家庭が家業を担う生産の場から、親子が共同生活する消費の場へ移行したことです。

しかし、長寿化、豊かな社会化、家族機能の変質は、ほとんどの先進国に共通しますが、英米や北欧では、パラサイト・シングル現象はむしろ例外です。

違いは、親子同居に好意的な文化であるかどうかによります。

子どもの自立を強く求める社会的な風潮が存在し、高校や大学を終わると、独身でもさっさと親もとを離れ、一人暮らしを開始することを当然視する家族文化では、独身居候族はすこぶる肩身が狭く、ルームメートを求めてでも、巣立って行きます。

ところが、母子関係が緊密で一体感が強く、個人としての自立を厳しく求めず、学費や小遣いなども基本的に親が負担する社会では、親子単位、母子単位の生活が広がっていて、親離れ、子離れは容易ではなく、遅れがちとなります。

これに対して、どう考えるべきでしょうか。

ひとつの考え方は、個人主義に立脚する家族文化への転換の推進です。

家庭内でも自律と自立を絶えず説き、成人したら家から追い出すように、親が努めるのです。

社会やマスコミも自立しない若者を叱咤激励し、学校は自立心を高める教育を進め、雇用主は若者にあまり期待しない態度を改め、政治は若者の一人立ちを支援する福祉政策を広く採用するのです。

しかし、一朝一夕にできるものではありません。

現実的な考え方は、問題点を冷静に点検し、変化する社会経済的な脈絡に応じた修正を加えて、全体的なバランスを新たに保っていくことでしょう。

第一に、行きすぎた母子関係の緊密さをどう是正するか。

子どもの幼児期には存分に甘えさせるが、年齢が進むにつれ自立の訓練を進め、集団で遊ぶ訓練を積ませ、小学校高学年のころからは徐々に親子が相互に自立するように心がける。

夫婦の協力関係、祖父母、近隣や友人との家庭との交流などを活発化し、多元的な人間関係の中で、子どもを無理なく自立させていくことが求められています。

第二に、社会的な条件も整えないといけません。

家庭生活と両立できる仕事のあり方と地域コミュニティの活性化は、重要です。

第三に、自己チュウにならないように、若者に自己主張と自己統制のバランスをほどよくとらせることです。

第四に、現代社会では大人になる教育訓練に要する時間が長くなったのであり、30歳ころまでは自立に向けた試行錯誤が避けられないとの覚悟をして、対応する社会制度を準備することも不可欠でしょう。

要するに、パラサイト・シングルに代表される自立しない若者たちは、社会的に根の深い現象であり、組織に依存する大人たちに自省を迫り、家族関係と社会関係の見直しにつながる課題だと思われます。

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2009年のフリーター(15~34歳)は、前年比8万人増の約178万人。

このうち年長フリーター(25~34歳)は、同4万人増の約91万人。

フリーターは、ピークの03年(217万人)から約39万人減りましが、年長フリーターは7万人減にとどまっています。

年齢が上になればなるほど、フリーターから脱却しにくくなっています。

1度、正規雇用のルートから外れても、何回でもチャレンジが許される社会であってほしいと思います。

若者や女性が働きやすい社会は、誰にとってもいい社会のはず。

いろいろな問題が山積みしていますが、何とかいい方向に向かってほしいものです。

また、幼少期には子どもをしっかりと甘えさせ、成人したら自立させることを、子育てのスタンダードにしたいですね。

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