2009年5月2日付日経新聞 plus1第15面
『掃除のリズム 気分を明るく 脳の疲れ、リセット効果も』より
「パソコンの周りのゴチャゴチャを片付けたら気分がスッキリした」
「くすんだ鍋を磨いたらいらいらが治まった」。
そうした経験は、脳生理学的に理にかなっているという。
脳科学に詳しい東邦大学医学部の有田秀穂教授は「呼吸や咀嚼、歩行といった一定のリズムを伴う運動は、脳内のセロトニン神経という神経細胞を活性化する。
この神経はセロトニンという物質を分泌し、いらいらや落ち込みを静める作用がある」と説明する。
掃除の中心的な作業である「拭く」「掃く」「磨く」という動作は、まさにリズム運動。
「没頭すれば無心になれる。
呼吸法や瞑想を組み合わせる座禅やヨガと似た働きが期待できる。
修行が掃除に始まるのも、この意味があるせいかもしれない」と有田教授。
掃除の効用は、セロトニンの活性化だけにとどまらない。
きれいになったという達成感が味わえる点も、心身に好影響を及ぼす。
有田教授は「達成感があると、自律神経のうち体を緩ませる副交感神経の働きが高まるので、リラックス効果がある」と話す。
物を捨てる作業も、頭の中が整理できない状態をリセットするのに役立つ。
「物を捨てることは、それに付随する過去の記憶を軽くすることでもある。
不要な記憶がたまり過ぎると、『過去の記憶を捨てる→新たな情報を入手する』という流れが滞る」と有田教授。
脳をリセットするには捨てることが大切なのだ。
掃除や片付けでリセットするためには、いくつかのポイントがある。
まずは、掃除の際に喚起すること。新鮮な空気が部屋に入るだけでもリフレッシュできる。
また掃除の時間、場所を限定することも大切だ。
まず1回5分の掃除から始めるといい。
有田教授の研究によると、リズム運動を伴う運動は5分間続けたときからセロトニン神経が活性化することがわかっているからだ。
部屋が散らかっていると、あちこちが気になり一気に片付けたくなる。
しかし「まずは机の上、洗面所など場所を限定することが重要。
そうすれば、達成感も得やすい」と話すのは、掃除による心の改善効果「そうじ力」について多くの著書を持つ枡田光洋さん。
「部屋の状態はその人の心を映し出す鏡のようなもの。
気になる乱れを一つずつ片付けることが自信につながり、心の状態を底上げする」と枡田さん。
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おぉ、掃除にそのような効果があるとは
朗報ですね~。
セロトニン活性化と思えば、面倒臭いお掃除もるんるん♪
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