参議院(7/4)においても、改憲発議可能な2/3の議席数が取られた、ということで「負け」感にやられている人たちもいるようです。しかし、参議院選の「数字」は以下のとおり。
有権者数1億660万408人(6/21現在) 投票率 54.7%
比例区の得票
自民党政党得票総数:20,114,788(35.91%)
公明党政党得票総数: 7,572,960(13.52%)
つまり、今回の選挙で自民党に投票した人は有権者の約18%(ちなみに公明党は約11%)。多少の誤差はあるかもしれませんが、自民党を支持した有権者は、2割にも満たない、ということです。
2割に満たない有権者の投票で議会内では第一党となれる仕組みが現在の私たちの選挙制度、ということです。
あれ?民主主義って民意の反映する政治、つまり、少なくとも大多数の国民の意思の反映、ってことじゃないの?
2割の有権者の意向では、民主主義ではないですよね?ね?
だって、選挙の仕組みがそうなっているんだから仕方ない?投票に行かないという選択をしているんだから文句いえない?そうかもしれないですね、「議会制民主主義」命!の人は。
しかし、私の考えでは、私たちの「議会制民主義」、そして「選挙システム」は、民主主義ではありません。およそ、私たち99%の・99%による、99%のための政治にはなっていません。それはまぎれもない事実。
今回の選挙で2割以下、公明党を合わせても3割以下の国民の一部の声の反映する場所が国会。「3割自治」? その中で、2/3勢力と言われてもねえ。
私たちが、今、考えなければいけないのは、まずは、この少数者の支配の構造になっている現状をどうするか。民主主義をどう実現するか。つまり、私たちの意思を私たちの生活(政治)に反映させる方法の「見直し」でしょう。どうやら「選挙」は、民主主義としては胡散臭いんで。
もちろん、一人一人、マイノリティーへの配慮は必要でしょう。しかし、それは、まず民主主義が実現してからですよね。私たちの意思、と言い切れる程度の状態、私たちが自分たちのことは自分で決め、行っていると言える状態を実現するためにどうするか、考える時だと思います。頑張りましょう!