「自由、民主主義、法の支配、人権といった基本的価値を共有するG7の議長として、地域や世界の平和と繁栄のために、グローバルな視点に立って、最も適切な道筋を示すことにより、世界をリードしていきます。G7伊勢志摩サミットでは、テロ対策、中東情勢、ウクライナ情勢や北朝鮮情勢等、現下の政治・外交問題について、率直に議論する予定です。」
伊勢志摩サミットの「メインテーマ」として、なんだか気持ちの悪い、歯の浮くようなテキストが載せられています。
自由、民主主義、法の支配、人権といった基本的価値を共有するG7かあ・・・。バンバカ、シリアに爆撃したり、戦争法を最近成立させたりした国ばっかりですけど?、ってまあ、誰もがしらけると思います。
そんな帝国主義的施策を21世紀も展開する国の政府が集まるのがG7。「テロ対策、中東情勢、ウクライナ情勢や北朝鮮情勢」など、つまり、戦争をどうするか、どう侵略するか、どう分割するかを、表向き素知らぬ顔で駆け引きするのがサミットという会議だということです。
だから、いつのサミットだって、大抵、アクセス困難な場所で行われます。東京みたいな大都市では行いません。
つまり、後ろめたい、ということだと思います。「テロ対策」というのは方便でしょう。
「テロ対策」を名目に世界中、監視国家化が、どんどん進められています。「テロ対策」という建前が、まるで、私たち「一般人」には関係ないかのように。
今般、「盗聴拡大・司法取引・取調べの録画」を認める監視国家法が成立しそうです。
本当に、私たち「一般人」に関係ないんでしょうか? で、サミットは私たちのための会議なんでしょうか?
誰が仲間で、誰が敵か。サミットは、敵の会議です。私たちをどのように支配するかの会議です。怯えるのは当然。いいかげん、こういう欺瞞をスルーするのはやめたいですよね。洞爺湖サミットの時には、雨の渋谷でかなり戦闘的なデモが繰り広げられました(私も参加しました)。
しっかり、反対の意思を表明したいと思います。サミットも、腐ったオリンピックも。「テロ対策」のための仕掛け、だと思います。