カネ、カネ、カネ! Tax havenは、誰の天国heavenか? | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 いわゆるパナマ文書で、タックスヘイブンを利用した世界中の政治家らの個人的蓄財が暴露され、世間を賑わしています。

 また、舛添都知事が税金を家族旅行に支出したのでは?というセコイ問題も「正月の家族旅行の部屋で会議した、誰が参加したか、人数もいえない」という誰もが納得しようがない当人の釈明で脱力させられています。

 かと思えば、フランスの検察当局が、シンガポールの会社宛に東京オリンピック招致の名目で、およそ2億2000万円が振り込まれた可能性があると公表。
 
 さらに、今朝の新聞によると「ふるさと納税」を利用した富裕層の節税も流行っている模様。


 ということで、余裕とカネのある人・法人(富裕層)にとっては、ごくごくテキトーにお金を動かし、得をする策を選択し、いかに最大利益を得、支出を最小にするか、ましては、公共的に皆の為にばら撒かれる税金の支出を抑えることにしのぎを削っています、合法、違法など関係なく。

 This is 資本主義、ですよね。ともかく、カネ、カネ、カネ。資本は必然的に存在そのものが自己増殖を目指します。税金なんて払いたくないのは庶民も同じだけど、消費税にしても何にしても、富裕層=資本は、免れやすい仕組みが合法的に組まれています。

 ひどいなあ、と思いますか。なんでこんなことになっちゃうの?なんで、みんな大騒ぎしないの?

 何でかといえば、資本のための世界が資本主義であり、各国の政府は、その代理人として法を制定し行政執行し、巨大メディアを利用して情報をコントロールしているから、でしょう。

 世界の成り立ち(構造)からおかしい、と思います。トランプゲームの「大貧民」のようにいったん、「大富豪」になってしまえば、「大貧民」から富を巻き上げ、基本、スタートから不平等が固まっていきます。これが、現実の資本主義でも行われているわけで、1%の大資本はますます得をし、99%のその他は巻き上げられるというルール。

 この間のおカネにまつわる様々な暴露は、世界中の庶民の怒りの発露でしょう。この不公正な世界のあり方・・・こんなに毎日苦労して働いて、生き抜いているのに、やってられないぜ・・・そんな思いが、様々な場所で噴出しています。

 さあ、どうするか。トランプなら・・・・「革命」ですけどね。この世界を一部の者だけの「天国」にさせることはできません。さあ、どうしよう?