とりあえず、の話ですけど、私たちは、当面、民主主義を奪還しなければならないと思います。
どこから、誰から奪還するのかって? 私の考えでは「議会制民主主義」からです。議会制民主主義っていうのは、基本、民主主義のインチキ版になりがちです。マスメディアによる「洗脳」と、「機会」を与えた体裁で、選挙を行うことにより、ごく少数の支持を「正当化」することにより、民衆を納得=諦めさせる機能を有している、ものだと思います。
参議院選挙の意義・・・それは、いろいろあると思いますが、ゲバラがいうところの「政府がなんらかの形の人民投票によって権力につき、-その投票が欺瞞的なものであろうとなかろうと-少なくとも表面上は、合憲性を保持している場合には、ゲリラ活動を開始することはできない。なぜなら平和的闘争の可能性がまだ完全にはなくなっていないからである。」のギリギリのところが、今度の参議院選にはあるでしょう。
野党連合構想がいろいろ話題になっています。・・・いずれも体制内、つまり「議会制民主主義」内での「正当性」を競うわけですが、率直に言って、選挙で、民意の反映ができるか、否かが、問われているのが、今回の選挙だと思います。
世界では、議会制民主主義をぶっとばした、というか、議会制民主主義を「利用」しつつ、もしくは、待ちきれず、民衆が直接的に、様々な声を、溢れる声をあげています・・・ブラジルで、フランスで、韓国で。
そのような世界の動きは、皆さんに届いているでしょうか?・・・基本、本当にジョージ・オーウェルの『1984年』的な支配装置になってしまったテレビだけ見てると、届かないと思いますが、どうでしょうか?
民主主義の奪還です。選挙=議会制民主主義のインチキから私たちの声を生活に反映させる民主主義を奪還しましょう。私たちは、民主主義を取り上げられているのです。そうでなければ、これほど、ひどい、希望のない、子供も増えない世界にいるはずがありません。私たちが、こうして個々の、それぞれの人生の「個別的」な、つまり分断された負担に苦しんでいる間に、途方もない富を極々一部の人が独占し、大抵のことを富により解決しています。
世界は歪です。歪んでいます。ホント、やってられませんが、諦めずに、諦めずに、違う世界のあり方を求めることは、決して「過激」なことではなく、まさに、民主主義を奪還することだと思います。
自分の気持ちに不満があれば、それは何かがおかしい。そんな世界から民主義を奪還し、自分の気持ちが反映した世界を目指しましょう!