小学生の頃とか、図工の授業みんなで絵を描くみたいなときは、本当に全員が、それぞれ思い思いの絵を描いたと思います。中には、いわゆるテキトーな絵、やる気のない絵もあったりするけど、一方、突拍子もない絵、すんごいアイデアの絵、まったく思いつかないような絵があったと思います。「ああ、あんな絵かあ、思いつかなかったなあ」みたいな。
ところで、会議やPTAで何か決める際、アイデアを出し合おう、という場面はよくあると思います。「みんなでアイデアを持ち寄っていいのを選ぼうよ」という奴です。
・・・だけど、実際、なかなかアイデア、出てきません。一部の人から出てくるだけ。小学校のときのように、ほぼ全員から、そしてなかには突拍子もないないアイデアとか出てきません。
どんな思いつきでもいいのにね、と思います。私は、アイデア出します。どちらかというと出したい方です。だからといってそのまま採用されることを特に望んでいません。それじゃあつまらないですよね。
いろんなアイデアが出てきて、圧倒されたいですよね。「へ~?!こんなアイデアありなのか」とか「うわあ、やられた」とか「そりゃないわ~」も含めて、いろいろ持ち寄る面白さを味わいたいです。
仮説思考というビジネスの手法があります。「情報収集の途中や分析作業以前にある一定の「結論」(仮説)を導き出し、その仮説を検証することにより真の結論を導き出す手法」ということで「仮説を用いることで効率的に真の結論にたどりつくことができる点がメリット」ということです。
要は、仮説→実験→検証を繰り返すこと。つまり、途中でも一つの仮説=アイデアを出して、試して、それでだめだったら、また、アイデア出して、また試す、というようなことだと思います。
アイデアを出すというのは、面白いことです。考えるということだし、それを形(言葉、形態、事象)などにしてみることです。だから、考えなければ出ないのは当然だし、考えがあっても、それを「形」につなげることができなければやはり他人には伝えられません。
ということで、思ったほど、アイデアは出てきません。ある意味チャンスと思ったりもします。つまり、一つでも二つでも、アイデア出すことを「実現」してしまえば、一歩先んずることが出来るからです。
なんでもいいじゃないですか? 誰も関与していないからホームレスの人たちの相談乗ろうかな、とか、即位礼とか違憲だけど誰も裁判やってないからやろうか、とか、この曲、このリズムでカバーしているの俺たちだけだよね、とか、ともかく、こんなのどうかな?面白そうじゃん♪って。
どんどんアイデアを出しましょう。思いつきが世界を変えます、たぶん。