ゼネスト、朝鮮有事 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 ほとんど報道されませんが、韓国では4月24日に27万人が参加してのゼネスト、7月15日にも5万人、そして11月14日にも第3次ゼネストが予定されています。

 ゼネスト=ゼネラルストライキとは、いわば社会を動かす労働者のほとんどがその仕事からストライキに入り、社会を停止させ、だれが社会を動かしているか資本と政府に見せつける、極めて平和的な運動=アプローチです。

 そのような運動が報道されないのは、それを真似されたくないからだと思います。99%と1%の対立を決定的に見せつける素晴らしい方法であるからこそ、大資本=マスコミは、報道しないのだと思います。分かりやすい話です。

 韓国=パククネ政権は、このような「火種」を抱えているが故に、あえて北朝鮮との「有事」を構え、また、同じく政権崩壊の危機に瀕する北朝鮮側も同様の「火種」があるため、「有事」に応えた、いわば「プロレス」としての有事だったという見方があります。一方で協議をだらだら行いながら、まさに水面下では潜水艦を50隻出動させるなんて「大技」を繰り出すあたり「演出」感たっぷりでした。

 内政の不安、つまり、99%側から突き上げられるという1%の危機の情勢を北朝鮮との有事という排外的ナショナリズムで乗りきろうというわけです。

 あまりにも、お決まりの構図ですが、「北朝鮮が攻めてくる」は、日本でもあっという間に「反戦キブン」を瓦解させ、祖国防衛に持って行かれる危険があるわけで、海の向こうで眺めていればいい話ではありません・

 ホルムズ海峡より、東アジアを。いや一部の人たちが言っているように、遠くに自衛隊が行ってたら、日本を守れないじゃないか、では、既に「祖国防衛」。よく考えてくださいね、無自覚「愛国者」の皆さんは。

 そうではなくて、戦争しようと構える自国の政府をそれぞれの国の人々が頑張ろうぜ、と国際的に連帯するのが平和主義というものだと思います。戦争反対とは、自国政府の打倒、ということ、それが実感できる時代だと思います。