「日本人ってさ、」の気持ち | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

ブログの説明を入力します。

しばしば会話の中に出てくる「結局、日本人ってさ、・・・・だよね」とか、「日本はね、・・・じゃない?」と言うフレーズ。前にも、書いたように、そもそも、本当にそうなの?つまり、他の国(の人)と比較してそうだというデータがあるのかな?、キミがメディアの知識だけでそう感じてるだけ?もしくは、知ってる何人かの話?・・・なんて、まず思ってしまいますが、そうツッコミを入れるか、聞き流してみるかはケースバイケース。怒る人もいるんで・・・。

それにしても、よく聞くフレーズだなあ、と思うのですが、何故このフレーズが、出てくるかという場面を思い出すと、
1,話を切り上げたい
2, 「日本人」一般のセイにして、話している自分の責任を問われたくない
という場合かなあ、と思います。

だいたい「日本人ってさ、・・・だもんね」と同調・確認を求められるパターンが多いのですが、そもそも、言ってみて「意味」を持たない、というか、安全地帯からの「評論」というような気がします。そこから、「だから、どうする?」に繋がらず、雲散霧消してしまうような・・・。

「男って・・・」でも、「社会人って・・・」でも同じことですが、そういう一般化・カテゴライズ化っていうのは、思考停止というか、あまり何も生み出さないと思います。もちろん、世間話、あくまでも酔っ払いのヨタ話だからということは多いのでしょうけど、実はどこまでも何時だって、どこにも辿り着かない、着きたくない、出来るだけ無責任でいたい会話の話が溢れているように感じる時もあります。

日々に疲れている、仕事は真面目にやっているなど、それぞれ事情はありますもんね・・・。
だけど、きちんと事実に基づいて、自分の(日本人の、ではなくて!)考えをまとめ、自分で判断し、自分で言葉にし、行動しないと何も変わらないどころか、大変なところに行っちゃうんじゃないの?って思うのですが今の「日本人」は。どうでしょ?