「世界」の人数 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 あなたが、「だけど、みんなさあ・・・」とか「世間はねえ、・・じゃない?」とか言う時の、「みんな」とか「世間」というのは何人くらいでしょうか?割と、付き合いの多い人だと、10人とか? いやいやもっといるよ、30人くらいに聞いたんだよ、という人もいるかもしれないですね。

 ちなみにウチの娘が、「みんな」という場合は、18人位、つまり、一クラスの人数のようです(ちなみに、都内の公立小学校の一クラスの人数というのがこんなもんだと言うのが驚き!という人がいれば、それまた自分の「世界」の情報と照らし合わせた結果かもしれません)。

 さるデータによれば地球の人口は現在、約72億人、日本は約1億2700万人です。そして、世界の人口は爆発的に増加中で、日本は減少中。極端な少子化傾向、子ども=15歳未満の人口は、40年連続減少で12.8%、つまり、中学生以下という規模でいっても、10人に一人程度という状況です。

 まあ、そんなことは知っているよ、という人は多いと思います。それでも、「私の周りは、子どもが3人くら居る家は多いけど」(東京近郊の主婦)とか「この辺は、子どもいっぱい居るから」(千葉北部)とか、「こどもなんて腐るほどいたじゃない」(70代)など、それぞれ、自分の「世界」と「経験」があります。

 自分の「世界」「常識」「みんな」から逸脱して、人口72億、いや、そこまでいかなくても日本の人口1億2000万人としての「みんな」を認識・実感し、語るのは、すごく難しいのだな、と思います。

 私だって、そんな大それたこと出来ません。自分の「世界」しか知りません。

 ただ、強いて言えば、いろいろ本を読んだり、情報を得ることで、「自分の世界が限定されている」ということはわかっているつもりです。知れば知る程、自分の認識する世界が、いわゆる「世界」からはかけ離れている、という実感が湧いてはくるのです。

 それでも・・・何故か、「世界」、そして「みんな」の認識に出来るだけ肉薄したいと思ってしまう・・自分の認識が、「みんな」の認識と出来るだけ接近する状態にしたいと思ってしまう、その地平で語り合いたいと思うのです。共有する何かを持ちたいというか・・。

 たまには、「世界」そして、「みんな」の人数を数え、それがどう変化しているのか、そして、それは何故かを考えるのは、「つきあい」としても有意義ではないでしょうかね?「世界」を知る一助にはなる気がするのです。