たかが憲法、されど憲法くん | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 松元ヒロさんの憲法くん。97年の憲法記念日に早稲田大学の水島朝穂教授と「憲法フェスティバル」実行委員会、そして松元ヒロさんも所属していた「ニュースペーパー」のコラボで、一緒に台本作りをし、その時に生まれたキャラクターが「憲法くん」です。

 それから、17年。憲法くんが改憲というリストラの対象になっています。憲法くんの憲法くんたるところが邪魔、ということ。とりわけ戦争しない、というところが気に食わないようです。

   まあ、構造的には、政府は「雇い主」ではないのですけどね。

 今の憲法がパーフェクトなものではないのは当然です。誰から、どの立場から見ても不満はあるでしょう。
 
 しかし、「今の改憲」には反対です。一般論ではなく、具体的に反対です。
 そこで狙われているものは、すべて帝国主義的な利益であり、私たちの命、生活、未来など全てを脅かすものだからです。

 形式的な改憲も、実質的な改憲も、ともかく、政府・権力にフリーハンドを与えること、つまりは、私たちを「動員」して資本の利益のために「兵隊」として働かせることが目的です。

 だけど・・・憲法を守ろう、ではない、と感じています。憲法くんは、たしかに優しい、そして、良い事も言っている。けれど、憲法くん自体に価値と力があるわけではない、たかが憲法、にすぎない。
 されど、憲法くん。私たちが今の憲法くんと共に頑張ろう、という意思と行動があって初めて、憲法くんは活きてくるのだと思います。私は「憲法くん」を生み出した一人として責任を自覚しています。

 憲法くんと団結して、改憲を阻止しましょう。そのためには、私たちが社会を動かす主体としての「自覚と責任」が必要なのでしょう。大変なことです。

    しかし、今を生きるってそういうことですよね。頑張ろう!