新国立「留置場」か、国立「特養」か?! | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 来月、ブラジルで始まるサッカー・ワールドカップ。サッカーは楽しいのですけど、約275億円をかけて建築のスタジアムには、地元でも「だったらバス等の公共交通の運賃を上げんな! スタジアムより学校や病院作れ!」というデモが繰り広げられたのも当然だと思います。
 そのうえ、出来てしまったらスタジアムの維持費が約2290万円/月ということで、批判の的!のようです。
 2010年の南アフリカで建設されたスタジアムは「負の遺産」と言われているとのこと。

 ブラジルでは、なんとワールドカップ終了後には、「留置場として使ってはどうか?」という案が浮上しているとのこと。窃盗は麻薬犯罪で留置場がパンク状態だから、だそうです。

 さて、2020年は、東京オリンピック(本当か?)ということで、新国立競技場も金1300億円(!)かけて建設する予定なわけですが、同じ憂き目にあうことは目に見えてます。

 要するに、もし、そんなもん作っちゃたら、オリンピックの後、どうするの?ってことです。

 で、私の試案ですが、日本の場合は、「新国立特別養護老人ホーム」は、どうだろうと。2035年には東京の65歳以上人口は、104万3000人との試算。「100万人老人都市TOKYO」の出現です。典型的な少子高齢化社会ですからね、日本は。

 なので、「国立」特養というのは、かなりリアルなアイデアではないかと思います。予め、その辺、考えてノーマライゼーションを徹底した(階段なし、手すり付き、とか)設計に変更ですね。

 な~んて・・・・そもそも、そんなゼネコンだけが喜ぶような巨大競技場を作るよりは、福祉予算に回してもらった方がよほどいいってことです。オリンピックってスポーツっていう素敵なことをネタに資本が儲ける手段に純化しすぎてます。私たちの将来に何が大切か、今、よく考えるときだと思います。