そういっても、空気を全く読まない人は楽だけど、空気を読んだ上で、それに逆らったことを選択し、行動する、というのは結構しんどいですよね。
弁護士は、そういう局面に立たされることは多いかもしれません。
例えば、裁判官、検察官、さらには書記官、傍聴席までも終わると思っている法廷で「やっぱり被告には無罪です」と訴えるとか。そんなときは「もう、いいかげんにしてくれよ(怒)」という「空気」が法廷を埋め尽くしますよ。
私の場合は、「司法改革」反対を訴えて、10年以上前から、様々な活動をしてきました。親しい仲間がいたから出来ることですが、「司法改革」は正しいという朝日新聞等のマスコミキャンペーンもあり、常に少数派でした。
しかし、「司法改革」がとんでもないものであったこと、人々に不利益はもたらしても、いいことはないこと、というのはいまや公然の事実だと思います。
いずれにせよ、その瞬間、瞬間、周りの誰にも評価される感触もなく、一人孤立した空気の中、モノを言う、行動する、というのは、まあ、一種「狂気」かもしれません。
でも、後で、ああ「俺も本当は、そう思っていたんだよ」なんて耳打ちするような人にはなりたくないですよね、情けない。
大事なの小さな勇気だと思います。そして、アクション♪ まあ、難しいです。何かをしない理由はいっぱいあるから。綺麗ごとではすまされないから。失敗するかもしれないし、だいたい、失敗するから。
でもね・・・。たまにはやんないとね。と思います、自分に向かって、そう思います。
