此(これ)を四徳(しとく[細雪注・1父母に孝あるべし 2主に忠あるべし 3友に合って礼あるべし 4劣れるに逢(あ)ふて慈悲あれ])と云(い)ふなり。是(か)くの如(ごと)く振る舞ふを賢人とも聖人(しょうにん)とも云ふべし。此(こ)の四(よっつ)の事あれば余(よ)の事には よ(善)からねども よき者なり。是くの如く四の徳を振る舞ふ人は、外典(げてん)三千巻を よまねども、読みたる人となれり。
(平成新編0922・御書全集1527・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1395~1396・昭和定本[2]1125)
[建治01(1275)年(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]