『法蓮抄(烏竜遺竜御書)』(佐後)[曾存] | 細雪の物置小屋

細雪の物置小屋

御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

孝経と申すに二(ふたつ)あり。一(ひとつ)には外典(げてん)の孔子と申せし聖人(しょうにん)の書に孝経あり。二(ふたつ)には内典 今の法華経 是(これ)なり。内外(ないげ)異なれども其(そ)の意(こころ)は是 同じ。釈尊 塵点劫(じんてんごう)の間 修行して仏にな(成)らんとはげ(励)みしは何事ぞ、孝養の事なり。然(しか)るに六道四生(ししょう)の一切衆生は皆父母なり。孝養おへざりしかば仏にならせ給(たま)はず。
(平成新編0815・御書全集1046・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1198・昭和定本[1]0943)
[建治01(1275)年04月(佐後)]
[真跡・京都本圀寺外三ヶ所(10%未満現存) 身延曾存]
[※sasameyuki※]