夫(それ)馬は一歳二歳の時は、設(たと)ひ つがい(関節)のび、まろすね(円脛)に すねほそ(細)く、うで(腕)のびて候(そうら)へども病あるべしとも見えず。而(しか)れども 七 八歳なんどになりて 身も こ(肥)へ、血ふと(太)く、上か(勝)ち 下をく(遅)れ候へば、小船に大石を つ(積)めるが ごと(如)く、小さき木に大なる菓(このみ)の なれるがごとく、多くのやまい(病)出来(しゅったい)して人の用にもあ(合)わず、力もよわく 寿(いのち)もみじかし。
(平成新編1530・御書全集0576・正宗聖典ーーーー・昭和新定[3]2196・昭和定本[2]1831)
[弘安03(1280)年12月(佐後)]
[真跡・富士大石寺(70%以上100%未満現存) 身延曾存]
[秘・八幡大菩薩と梵天・帝釈の関係等]
[※sasameyuki※]