法華経の中に仏 説かせ給(たま)はく、我が滅度の後、後五百歳(ご ごひゃくさい)二千二百余年すぎて 此(こ)の経 閻浮提(えんぶだい)に流布(るふ)せん時、天魔の人の身に入(い)りかはりて此の経を弘(ひろ)めさせじとて、たまたま信ずる者をば 或(あるい)は の(罵)り打ち、所をうつし、或は ころ(殺)しなんどすべし。其(そ)の時 先(ま)づ さきをしてあらん者は三世十方の仏を供養する功徳を得(う)べし。我 又 因位の難行苦行の功徳を譲(ゆず)るべしと説かせ給ふ[取意]。
(平成新編1266・御書全集1415・正宗聖典----・昭和新定[2]1891・昭和定本[2]1565)
[弘安01(1278)年09月06日(佐後)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]