『崇峻天皇御書(同地獄抄)』(佐後)[曾存] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 此(これ)につけても、殿の御身(おんみ)も あぶ(危)なく思ひまい(進)らせ候(そうろう)ぞ。一定(いちじょう) かたき(敵)に ねら(狙)はれさせ給(たま)ひなん。すぐろく(双六)の石は二つ並びぬれば かけられず。車の輪は二つあれば道に かたぶ(傾)かず。敵(かたき)も二人ある者をば いぶ(悒)せがり候ぞ。いか(如何)に とが(科)ありとも、弟ども且(しばら)くも身を はな(放)ち給ふな。
(平成新編1171・御書全集1171・正宗聖典----・昭和新定[2]1729・昭和定本[2]1391~1392)
[建治03(1277)年09月11日(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]