『上野殿御返事(造営書)』(佐後)[古写本] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

もし此(こ)の事 まこと(実)に な(成)り候(そうら)はゞ、わ(我)が大事と おも(思)はん人々の せいし(制止)候(そうろう)。又 おほ(大)きなる難(なん)来たるべし。その時 すでに此の事 かな(叶)うべきにやと おぼ(思)しめ(食)して、いよいよ強盛(ごうじょう)なるべし。さるほどならば聖霊(しょうりょう)仏になり給(たま)ふべし。成り給ふならば来たりて まぼ(守)り給ふべし。其(そ)の時 一切は心に まか(任)せんずるなり。かへすがへす 人の せいし(制止)あらば 心に うれ(嬉)しくおぼすべし。恐々謹言。
(平成新編0825・御書全集1512・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1214・昭和定本[2]0988)
[建治01(1275)年05月03日(佐後)]
[古写本・日興筆 富士大石寺]
[※sasameyuki※]