『主師親御書(釈尊三徳抄)』(佐前) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

又(また)五の巻に云(い)はく「我 大乗の教(おしえ)を闡(ひら)いて、苦(く)の衆生を度脱(どだつ)せん[細雪注・妙法蓮華経提婆達多品第十二の御経文]」と。心は、われ大乗の教をひらいてとは法華経を申す。苦の衆生とは地獄の衆生にもあらず、餓鬼道の衆生にもあらず、只(ただ)女人(にょにん)を指して苦の衆生と名づけたり。五障三従(ごしょう さんじゅう)と申して、三つ したが(従)ふ事有りて、五つの障(さわ)りあり。竜女は、我 女人の身を受けて女人の苦を つ(積)みし(知)れり。然(しか)れば余(よ)をば知るべからず。女人を導(みちび)かんと違(ちか)へり。南無妙法蓮華経。南無妙法蓮華経。
(平成新編0052・御書全集0389・正宗聖典----・昭和新定[1]0136・昭和定本[1]0052)
[建長07(1255)年"文永01(1264)年"(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]