今こそ仏の記(しる)し を(置)き給(たま)ひし後五百歳(ご ごひゃくさい)、末法の初め、況滅度後(きょうめつどご[細雪注・妙法蓮華経法師品第十の御経文])の時に当たりて候(そうら)へば、仏語むな(虚)しからずば、一閻浮提(いちえんぶだい)の内に定(さだ)めて聖人(しょうにん)出現して候(そうろう)らん。聖人の出(い)づる しるしには、一閻浮提第一の合戦(かっせん)を(起)こるべしと説かれて候に、すでに合戦も起こりて候に、すでに聖人や一閻浮提の内に出(い)でさせ給ひて候らん。
(平成新編1392・御書全集1181・正宗聖典----・昭和新定[2]1902~1903・昭和定本[2]1667)
[弘安02(1279)年09月15日"弘安01(1278)年09月15日"(佐後)]
[真跡・身延曾存]
[※sasameyuki※]